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更新日:2017年9月25日
全国各地でポリ塩化ビフェニル(以下「PCB」という。)を使用した照明器具用安定器の液漏れ事故が発生しています。昭和52年(1977年)3月以前に建設された事業所(ビル、工場、アパート、マンション等)の所有者(管理者)は、早急に照明器具用安定器の調査を実施していただき、適正な処理をお願い致します。
近年の事故の事案については、下記のとおりです。
平成25年10月、北海道内の中学校における破裂事故
平成26年10月、北九州市内の警察施設における破裂事故
平成27年8月、静岡県内の高等学校における破裂事故
平成28年8月、北海道内の公民館及び北海道庁の出先機関における破裂事故
平成29年5月、北九州市内の私立大学における破裂事故
平成29年7月、三重県伊賀市内の公民館における破裂事故
過去の通知(生衛発第1798号、平成12年12月13日)によれば、PCBを使用した安定器は昭和32年(1957年)1月から昭和47年(1972年)8月までに製造されていると記載されています。
上記の事故が発生した施設においては、過去に調査を行い、PCBを使用した安定器はないとされているはずであり、そのような施設で事故が発生したということは、当該安定器が過去の調査では補足されずに、未だ使用されていた可能性があります。
昨今、このような事故が度々発生しておりますので、事業所の所有者(管理者)におかれましては、出先の施設や無人の施設等も含め、改めて調査(確認)するとともに、省エネの観点からも全照明器具のLED化等のご検討をお願い致します。
調査や取替の際、PCBを使用した安定器が発見された場合は、速やかに交換及び適正処理を行っていただきますよう重ねてお願い致します。
高濃度PCBを使用した安定器等を処分することができる唯一の施設「中間貯蔵・環境安全事業(株)北九州事業所(通称:JESCO)」の法で定める処理期限は平成33年3月31日までです。(トランス・コンデンサ等は平成30年3月31日まで。)
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