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更新日:2018年10月29日

風しんの流行に注意しましょう

現在、関東地方で風しんの報告数が大幅に増加しており、全国的に感染が拡大しています。2018年10月17日現在、2018年第1~41週の風疹患者累積報告数は1,289人となり、2008年の全数届出開始以降では、2018年は2013年、2012年に次いで3番目に多く、2017年(93人)の14倍の報告数となっています。

風しんは、妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、胎児が風しんウイルスに感染し、先天性風しん症候群を起こすことがあります。
平成25年以降、本市での風しんの報告はありませんが、今後、市内での患者発生も懸念されます。
風しんのことを知り、注意しましょう。
 
※「先天性風しん症候群」
妊婦、特に、妊娠初期の女性が風しんにかかることで、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんが生れる可能性がある。これらの障がいを先天性風しん症候群という。

 

  • 風しんについて(厚生労働省ホームページ)外部サイト
  • 風しんについて

    感染経路とウイルス排泄期間

    風しんは、飛沫感染・接触感染により感染します。
    発症した人がウイルスを排泄する期間は、発疹出現の前後約1週間です。

    潜伏期間

    感染後、14~21日(平均16~18日)の潜伏期間を経て、発症します。

    症状

    発熱、淡紅色の発疹(顔→体幹→全身の順に出現)、リンパ節腫脹(耳介後部、後頭部、頸部)が出現するが、発熱は風しん患者の約半数にみられる程度。
    ※合併症:一過性の多関節痛・多関節炎(思春期~成人女性に多い)、脳炎(4,000から6,000症例に1例)、血小板減少性紫斑病(3,000から5,000症例に1例)。

    予防

    風しんの予防方法は予防接種です。予防接種を受けても100%かからないわけではありませんが、約95%〜99%の方は免疫を獲得できると考えられています。自分自身を風しんから守るためだけでなく、妊婦や赤ちゃんを守るためにも予防接種を受けましょう。
    特に以下の方で、過去に風しんの予防接種を受けたことがない方は、予防接種を受けることをご検討下さい。(定期予防接種対象者は無料、それ以外は任意予防接種で有料となります)
    • 特に30代から50代の男性のうち、明らかに風しんにかかったことがない、風しんの予防接種を受けたことがない又は風しんに対する抗体が陽性であると確認ができていない方
    • 妊婦への感染を防止するため、特に(1)妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族、(2)10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い者)のうち、明らかに風しんにかかったことがない、風しんの予防接種を受けたことがない又は風しんに対する抗体が陽性であると確認ができていない方

    また、風しんの抗体価が低い人は麻しんの抗体価も比較的低い傾向が見られることから、風しんの予防接種を受けられる場合は、麻しん対策の観点も考慮し、麻しん風しん混合ワクチンを接種されることをお勧めしています。

    風疹抗体検査について

    佐世保市では、先天性風疹症候群の対策として、風しんに対する十分な免疫があるかどうかを確認し、必要な人がワクチン接種を受けられるようにするため、保健所において「風しん抗体検査」を無料で実施しています。
    詳細は「風しん抗体検査」のページをご覧ください

    予防接種実施医療機関について

    定期予防接種(子どもと高齢者の予防接種)の実施医療機関については、市ホームページ「予防接種実施医療機関(定期予防接種)」の一覧をご覧ください。
    ※当該一覧は子どもと高齢者の定期予防接種のものであるため、任意接種に該当される方は、参考までにご覧ください。なお、受診の際は、事前に医療機関への連絡をお願いします。

    風しんが疑われる場合の対応について

    風しんが疑われる症状が出現した場合には、他人に感染させないよう、医療機関を受診する前に電話連絡を行い、風しんにかかった可能性があることを伝えた上で、受診方法(入口や受診時間)を確認してから受診してください。

    医療機関の皆様へ

    発熱や発疹を呈する患者を診察した際は、風しんの可能性を念頭に置き、海外渡航歴及び国内旅行歴を聴取し、風しんの罹患歴及び予防接種歴を確認する等、風しんを意識した診療をお願いします。

    風しんと診断した場合には、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)第12条第1項の規定に基づき、都道府県知事(最寄りの保健福祉事務所)へ速やかに届け出てくださるようお願いします。

    お問い合わせ

    保健福祉部健康づくり課

    電話番号 0956-24-1111

    ファックス番号 0956-24-1346 

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