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更新日:2021年2月18日
新型コロナウイルス感染拡大対策のためにマスクが着用されていますが、その使用済みマスクのポイ捨てが目立ってきています。
使用済みのマスクはウイルスや細菌・微生物が付いています。ポイ捨てされると清掃活動を行う方や回収・処理を行う業者の人などが感染してしまう可能性があり危険です。感染拡大防止のために、マスクは絶対にポイ捨てせず、ご家庭で適切に捨ててください。
マスクの捨て方:マスク本体に触らずに耳かけの「ひも」を持って外し、そのままビニール袋等に入れて密閉し、そのビニール袋を指定ごみ袋に入れて、二重にして出してください。鼻水等が付着したティッシュもマスクと一緒に入れるなど、同じ扱いでお願いします。下記の下線部のリンク先を参考にご覧ください。
新型コロナウイルスなどの感染症対策としてのご家庭でのマスク等の捨て方(環境省)
※ごみ袋の口はきちんとしばり、中身がこぼれ落ちることがないようにしてください。
食堂・レストランなど飲食店で食事の際に外したマスクをそのままにしてお店を出てしまったり、公衆トイレに無造作に捨てないようにしましょう。
不織布マスクは自然素材の布や紙ではなく、ポリエステルなどの合成繊維で作られており、ポイ捨てされると自然界で分解されるには数百年かかると言われています。
ポイ捨てされたマスクは回収されなければ、やがて川に落ちて海に流れていくことになりますが、世界的には昨年海に流れ込んだマスクは15億枚以上と推計されており、海のプラスチックごみが約6,200トン増えた計算になるとのことです。
さらに、このようなポイ捨てされたマスクの耳かけのひもが鳥の両脚にからみついて身動きを取れなくしてしまったり、サルがポイ捨てマスクで遊んでいる画像が海外で報道されています。
海外の事例ではありますが、ポイ捨てされたマスクが直接的に動物の生命を脅かす存在となり、また、もしも新型コロナウイルスが付着したポイ捨てマスクを動物が触れることになればその動物を介してさらに感染拡大することもあり得ないとは言えません。
海ではクジラなどの海洋生物が飲み込んでしまうことも考えられ、実際に多くのプラスチックごみを飲み込んで死んでしまったクジラの例もあります。
きちんと処理しないマスクやプラスチックごみが環境を壊し、生態系を脅かしているのです。
私たちの健康を守るためのマスクがポイ捨てされると野生動物の脅威になり、そしてその脅威はやがては私たちへの脅威につながることを考えておかなければなりません。
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