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更新日:2018年1月19日

「吉井のシシウチ行事」の国選択無形民俗文化財指定について

 本日、国の文化審議会において、佐世保市吉井地域に伝承しております「吉井のシシウチ行事」が新たに国として「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として判断されたことによります国選択文化財にすべきとの答申がなされました。

 「吉井のシシウチ行事」は、猪等の害獣に農作物が荒らされないように五穀豊穣を願う祭事で吉井地域では古くから伝承されてきており、本市では「猪神祭り(ししがみまつり)」として文化財指定しています。この行事は「シトギ餅(お米)で形作った猪を弓矢で射って、焼くなどして食べる」という所作があり、これは、まさに古代の人々が逞しく生きる姿を想像させてくれます。文化審議会では、このような所作を「西日本における儀礼的狩猟系行事の特色をよく伝えており、我が国の文化系統を考える上で極めて貴重である」と高く評価されております。

 民俗文化財とは、地域に根差した大小さまざまな祭りや行事が、古代より今日まで大切に受け継がれてきたものを言います。これらはこれまで地域の生活に密着し、人々の輪や絆をつくるための大切な役割を担ってきましたが近年、少子高齢化などの急激な社会環境の変化により、本来の姿を失い、消滅の危機にさらされているものも多くあります。

 今回の国選択はまさに、消えゆく恐れのあるものを記録作成等の措置を行い、未来へ伝えるべき貴重な文化遺産として保存・継承が図られることが目的となっており、吉井地域の文化財を守り伝える一助となりうると考えております。「吉井のシシウチ行事」の価値をお取り上げいただいた文化庁及び文化審議会委員の皆様、そしてこれまで調査にご理解と多大なご協力を賜りました猪神祭り保存会をはじめ地元の皆様に、この場をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。

 本市としましては、「吉井のシシウチ行事」が我が国の歴史を示す貴重な文化財として、そして佐世保市の宝として、適切に記録作成等を行うことで、後世に継承され、広く国民・市民の皆様にお示しできるように、尽力してまいりたいと考えております。
市民の皆様におかれましては、これからも、佐世保の文化財保護の取り組みにご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 平成30年1月19日

世保市長

 

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教育委員会教育総務部社会教育課

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