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更新日:2022年3月4日
消防組織法第9条では、「市町村は、その消防事務を処理するため、消防本部、消防署、消防団の全部又は一部を設けなければならない」と定められています。
これに基づき佐世保市においても、消防局(本部)や消防署(中央・東・西)という常備の専門機関と、非常備の組織として消防団が設置されており、佐世保市消防団は令和3年4月1日現在、1本部6中隊61分団で構成され、1,600人の消防団員がそれぞれの地域で活躍しています。
消防団のおこりは、江戸幕府の南町奉行大岡越前が、八代将軍徳川吉宗の命令で、江戸町内に「いろは四十八組」の町火消を組織したのが始まりといわれています。
その後、明治・大正と時代が進むにつれて消防組・警防団と改称され、昭和23年3月に「消防組織法」の制定により、現在の消防団になりました。
消防団は市町村の公的な機関であり、またその身分は非常勤で特別職の公務員となりますが、普段はそれぞれが自営業や農業・会社員といった職業についています。
全国では約80万人の方が消防団員として、義勇奉仕と郷土愛護の精神に基づき、昼夜を問わず火災をはじめとした災害が発生した場合、直ちに召集を受け、常備の消防署と協力して災害防除活動に従事しています。
近年多発している大規模災害や林野火災における活動、地域住民に対する防火・防災意識の啓発活動などにおいて、消防・防災に関する知識、技術、経験を有し、地域に根ざした活動を行う消防団は不可欠な存在です。
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