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更新日:2022年3月9日

佐世保港の概要

佐世保港遠景

佐世保港は、九州の西北部、長崎県県北地域の中央に位置し、古くから軍港として栄え、国防の要の港として、また、商港としては、県北地区の物流拠点としての機能を果たしています。

また湾内には、佐世保港から平戸までの約25キロメートルの海上に、「九十九島」と呼ばれる大小の島々が浮かび、その景観のすばらしさは、西海国立公園として賞賛されています。

近代的港湾としての整備は、明治22年に第3海軍区佐世保鎮守府が開庁してからで、巨額の国費と技術の粋を集中して、軍港としての整備がなされました。昭和20年に終戦を迎え、一端は、軍港としての幕を閉じ、昭和23年には、貿易港の指定を受けましたが、昭和25年6月に勃発した朝鮮戦争により、港湾施設の大半を米軍に接収され、再び軍港としての色合を濃くしました。

佐世保港全図

佐世保港の自然状況

(1)地勢

本港は、東経128度37分52.197秒から129度46分51.832秒、北緯33度5分11.837秒から112分11.941秒にあり、市街地の背後は、山に囲まれている。

本港内は一般に水深が深く天然の良港をなし、港内中央の小島は航路を東西に分け、西航路は庵崎沖に合致し、港外へと通じている。

(2)地質

佐世保地区の地質は、水成岩を基盤に玄武岩によって形成され、極小部分の沖積層から成り立っている。

また、各河川の流入水域は粘土質土砂が堆積しているため、泥粘土層が上層部を占めている。

(3)潮流

干満現象による潮流が判然としており、満潮時には、港口より庵ノ浦付近まで最大1.5カイリ程度まで流入し、これより南・東・北に三進するが、北口は次第に流速を減じ港内を満たす。東・南は流速を増し大村湾へ注ぐ。干潮時は逆路を辿って流れ、満潮時より流速は早いが船舶の航行にはなんら支障はない。

(4)潮位

  • 既往最高潮面プラス3.69m
  • 既往最低潮面マイナス0.59m
  • 平均水面プラス1.65m
  • 東京湾中等潮位と基準面との差プラス1.50m

お問い合わせ

港湾部みなと振興・管理課

電話番号 0956-22-6127

ファックス番号 0956-22-6149

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