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更新日:2017年9月28日
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肝臓表面に、大小様々な黒赤色・地図状の出血斑がみられます。肥育牛に多い病変です。 2は、1の断面です。肝臓の内部まで出血斑が広がっていることが分かります |
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腎臓の周囲にある脂肪が壊死して、腎臓を圧迫しています。脂肪壊死は、若齢時における濃厚飼料の多給が発生原因のひとつがあると言われています。 |
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膀胱内に存在する尿結石を膀胱結石といいます。結石の大きさや形は様々で、金平糖のような形の結石もあります。 膀胱結石がたくさん溜まると膀胱炎や尿路閉塞(尿の通路が詰まる)が起こりやすくなり、尿毒症に至ることもあります。 |
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飼料と一緒に飲み込んだと思われる釘などの金属片です。 胃が運動するときに、胃や心臓などに刺さってしまうこともあります。 |
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マイコプラズマという細菌による肺炎で、炎症部分が赤褐色を呈しています。 死亡率は低い肺炎ですが、感染率は高く発育に影響を与えます。 |
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「疣」とは、イボのことです。細菌に感染すると、それに反応して心臓の中にイボのようなできものができるためこの名前がつきました。原因となる細菌には色々な種類があります。 |
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豚の小腸に寄生する回虫の幼虫が肝臓に入り込むと、その跡が白い斑点になって残ります。 1頭の豚でこの肝炎が見つかると、同居の豚でも同じ病変がよく見つかります。 |
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豚丹毒菌の感染により、皮膚に赤い発疹(蕁麻疹)ができています。豚丹毒菌は、蕁麻疹のほか、関節炎や心内膜炎を起こすこともあります。 10は9の蕁麻疹の部分から検出された豚丹毒菌です。自然界に広く存在する菌で、口や傷口から感染します。 |
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