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更新日:2016年3月25日

水質について学ぼう

水の循環

junkan

山に雨や雪が降ると、森や林の土の下に蓄えられて、地下を通って沢にしみだし、やがては川へと流れ出し、湖や海にたどりつきます。

海や川、森、そして大地全体が暖まると水分が蒸発し、雲になるのです。

雲は、冷えて重くなると雨や雪などになって地上に戻ってきます。

このように水は循環しているのです。

川の持つ力

川に掲示してある看板川の写真

川は、少しくらい汚れた水が流れてきても、自分できれいにする力を持っています。例えば、たくさんの水で汚れを薄めたり、沈でんさせたり、生き物(プランクトンや植物)が汚れを餌にすることで、きれいにしてくれます。この力のことを「川の自浄作用」といいます。

川の中に生えている植物の中でも、特に「ヨシ(またはアシ)」は川に流れ込む生活排水(台所、洗濯の水)などの"汚れ"を栄養分として取り込むため、川をきれいにする働きが大きい植物です。さらに、「ヨシ(またはアシ)」などの植物は、太陽の力を借りて水と空気中の二酸化炭素からでんぷんなどの栄養分を作る光合成を行っています。このとき、酸素も作られ、水中や空気中に酸素を出しています。生き物には、酸素が必要なので、「ヨシ(またはアシ)」などの植物が生えているところは、多くの生き物の"すみか"となっているのです。

川を汚しているのは生活排水?

生活排水の割合川が自然の力できれいになるのには、限界があります。汚れた水が大量に流れ込んでくると、川の持つ力ではきれいにすることができず、にごったり、いやな臭いがするようになります。

では、川の汚れる原因は何でしょうか。

実は、川に流れ込む汚れた水の大部分を占めるのが、「生活排水」と言われてています。

私たちは、毎日の生活の中で、たくさんの水を使用します。その水の大半は川から取水された水です。では、家庭から出る水はどこへ行くのでしょうか。

公共下水道が整備されている地域、合併処理浄化槽を設置している家庭では、排水がそのまま川や海へ流れ出るということはありませんが、そのような施設につながっていない家庭の排水は、そのまま川へ流れ出ることになります。

家庭から出される汚れのうち、最も量が多いものは、みなさん意外に思うかもしれませんが、炊事の準備・後片付けのときに出されるものです。

私たちに出来る事

生活排水を処理するためには、下水道や浄化槽などを整備することです。しかし、その整備には多くの年月を必要とします。

それまでの間、川や海を汚れから守るため、生活排水を出している私たち自身が、みんなでちょっとしたことに気をつければ川や海に流れ込む汚れの量を減らすことができます。

人の暮らしが関わって川や海の水の汚れがひどくなったとすれば、当然私たちの責任で川や海を守っていかなければなりません。少しの努力と工夫で、できることから始めてみましょう。

 

 

油はそのまま流しに捨てない

「油」はそのまま流しに捨てない。固めるか、新聞紙に吸い取って燃えるごみとして捨てましょう。

三角コーナーには水切りネットを

三角コーナーには水切ネットを。調理くずや食べ残しなど細かいごみを流さないようにしましょう。

油汚れは拭き取る

食器、フライパンの汚れはふき取る食器洗いも楽になります。

飲み残し、食べ残しをしない

飲み残し、食べ残しをしない。残せばごみとなります。

 

 

米のとぎ汁は植木の水やりに

お米のとぎ汁は、植木の水やりに使いましょう。洗い物にも使えます。

洗濯洗剤は適量を使う

洗濯洗剤は適量を使いましょう。合成洗剤より洗濯石けんの使用を。

風呂の残り湯は選択に

風呂の残り水を洗濯に使う。水道料金も節約できます。

 

 

お問い合わせ

環境部ゼロカーボンシティ推進室

電話番号 0956-37-6255

ファックス番号 0956-34-4477

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