ホーム > 市民活動・文化・スポーツ > 歴史・伝統 > 世界遺産 > 世界遺産候補「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の推薦書(英語版)の公開について
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更新日:2018年7月12日
平成30年6月30日に世界遺産登録が決定した「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の推薦書(英語版)が公開されておりますので、お知らせいたします。
文化庁のホームページ「世界文化遺産に推薦中の文化遺産」に掲載されています。
推薦書については英語版のみの公開となっており、日本語版についてのお取扱いはございません。ご了承ください。
“Hidden Christian Sites in the Nagasaki Region” is the candidate of World Heritage.
Letter of recommendation is available from the link below. (English only)
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」~Hidden Christian in the Nagasaki Region~
キリスト教が禁じられ、長崎と天草地方において、日本の伝統的宗教や一般社会と共生し、信仰を続けた、潜伏キリシタンの信仰継続にかかわる伝統のあかしとなる遺産群です。
潜伏キリシタンの伝統の歴史を語る上で必要不可欠な12の構成資産からなります。
【構成資産】
原城跡、平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)、平戸の聖地と集落(中江ノ島)、外海の出津集
落、外海の大野集落、黒島の集落、野崎島の集落跡、頭ヶ島の集落、久賀島の集落、
奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)、大浦天主堂(以上長崎県)、天草の崎津集落(熊本県)
【概要】
本資産は、16世紀にキリスト教が大航海時代を背景に極東の国日本へ伝来し、その後の江戸時代による禁教政策の中
で「潜伏キリシタン」が秘かにキリスト教への信仰を継続し、長崎と天草地方の各地において厳しい生活条件の下に、
既存の社会・宗教と共生しつつ、独特の文化的景観を育んだことを物語る貴重な証拠である。
潜伏キリシタンの文化的伝統が形成される契機となる出来事が考古学的に明らかにされている原城跡、潜伏キリシタ
ンが秘かに信仰を維持するために様々な形態で他の宗教と共生を行った集落(平戸の聖地と集落・天草の崎津集落・外
海の出津集落・外海の大野集落)、信仰組織を維持するために移住を行った離島部の集落(黒島の集落・野崎島の集落
跡・頭ヶ島の集落・久賀島の集落・奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺))、潜伏キリシタンの伝統が終焉を迎え
る契機となった出来事が起こり、各地の潜伏キリシタン集落と関わった大浦天主堂から構成される。
【暫定一覧表記載年】平成19年(2007)
潜伏キリシタン関連遺産資産分布図
黒島の集落
©日暮雄一
平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)
©日暮雄一
大浦天主堂
©日暮雄一
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