ホーム > 市政情報 > ようこそ市長の部屋 > 市長のメッセージ > 令和2年度(2020年度)の市長のメッセージ > 新型コロナウイルス感染症について(6月8日、令和2年6月市議会要旨)
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更新日:2020年6月8日
(6月8日月曜日、令和2年6月市議会市政重要事項報告要旨)
感染防止のための「新しい生活様式」の実践にご協力いただいている市民の皆様、議員の皆様に心よりお礼申し上げますとともに、医療及び福祉などの関係者の皆様、また、厳しい経営状況の中、営業自粛等にご協力をいただいた事業者等の皆様に対しまして、改めて心より感謝とおねぎらいを申し上げたいと存じます。
さて、県におかれては、5月28日に、政府における全都道府県を対象とした緊急事態解除宣言を踏まえ、県内の対応方針を示されました。
これを踏まえ、本市におきましても、市民の皆様に対しまして、引き続き北海道及び首都圏の一部への移動については、6月18日までは慎重に判断をしていただくことや、観光につきましては、人との間隔を確保しつつ、まずは県内から徐々に再開していただきますようお願いしたところでございます。
また、事業者の皆様に対しましては、テレワークや時差出勤など、3密を避ける環境整備や、イベントや会合等の開催に当たりましても、人との間隔を十分確保し、段階的に実施していただきますようお願いいたしました。
一部の地域を除いては、全国的に感染者数が減少傾向に転じ、徐々に事態が収束しつつあるところではありますが、今後は、第2波、第3波の感染拡大が起こるとの見解等もあり、再び、感染者の増加スピードが高まれば2度目の緊急事態宣言発出の可能性もあるとされております。
本市としましては、その場合に備えて、本市の皆様に対する感染症対策についての継続した啓発活動に加え、更なる受入病床の確保や検査体制の拡充など、県や医師会をはじめ、関係機関と連携して、鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
また、市立小・中学校等に関しましては、感染拡大を防止し、児童生徒の生命や安全確保を第一とする考え及び学習の保障の観点から、5月11日から5月17日まで臨時休業を延長しておりましたが、その間新たな感染者の発生もなく、予定通り5月18日から学校を再開いたしました。
学校再開にあたっては、登校前の検温や入念な健康観察をはじめ、マスク着用や咳エチケット・手洗い・教室の換気・校舎内の消毒の徹底、学習活動における3密を避ける工夫等の感染症防止対策を講じることに努めております。
なお、4月以降14日間にわたって授業を実施していないことから、児童生徒の学びの機会を保障するために、夏季休業期間を短縮し、13日間程度授業を実施し、学力保障に努める所存です。
また、中学校の部活動におきましても、感染症対策を講じたうえで5月18日より活動を再開しております。なお、6月中旬に予定しておりました中学校体育大会につきましては感染症対策及び熱中症対策を講じたうえで、7月22日、7月25日から29日に延期のうえ、実施いたします。
次に、本市経済対策としての市内企業等への対応でございます。
本市におきましては、状況に応じ、3段階での支援を実施しているところでございます。
第1段階では、国の経済対策開始までのつなぎとして、特に影響が大きい飲食店等に対する緊急支援給付金の実施等を行っております。
また、続く第2段階として、国の補正予算成立を受けて、全市民一律の特別定額給付金事業を実施するとともに、感染症対応に従事している医療従事者の方のリフレッシュのための食事提供事業などを実施してまいりました。
なお、第1段階、第2段階の各施策につきましては、甚大な影響を受けている事業者等への支援の緊急性などから、機を逸することなくスピード感を持って取り組むことが必要であるとの判断のもと、専決処分により実施をしたところでございます。
さらに、第2段階・安定化支援段階の第2弾としまして、新型コロナウイルス感染症の影響が幅広い業種へ及んでいる状況を踏まえ、財政調整基金の取り崩しなどにより財源を捻出し、議会のご理解・ご協力のもと開催いただきました5月臨時会において全業種を対象とした給付金などにつきまして承認をいただきましたことから、スピード感を持って給付事務等を進めているところであり、5月28日には1回目の給付を行ったところでございます。
また、特別定額給付金事業の給付状況でございますが、オンライン申請の受付を5月1日から開始しており、5月22日に第1回目、5月29日に第2回目の給付を行ったところでございます。郵送申請につきましては、5月20日に申請書を発送しており、6月5日から随時給付開始というスケジュールとなっております。
今回の定例会におきましては、先に述べましたとおり、第3段階となる計画的支援段階として、特別定額給付金による248億円を市内で消費いただくよう、全市民を対象とした過去最大規模の「させぼ振興券」発行事業を含む経済対策を提案させていただいております。
なお、今後の展開につきましては、5月27日に閣議決定されました国の第2次補正予算などを活用し、実施する予定としております。
議員の皆様はじめ市民の皆様、また、事業者の皆様には、これまでの間、外出や営業の自粛など、感染拡大防止に当たりまして多くのご理解とご協力をいただいたことに改めまして心より感謝申し上げます。
本市におきましては、4月18日以降感染者の発生はみられないものの、この新型コロナウイルス感染症の収束には長期間にわたる継続した取組が重要であり、気を緩めると再度感染拡大を招く可能性も否定できません。
つきましては、市民の皆様には、引き続きマスクの着用や手洗いの励行、密閉・密集・密接の3密を最大限避けるなど、お一人お一人が「新しい生活様式」を実践し、日頃から十分な感染症対策を徹底していただいたうえで、市内での買い物や飲食、イベント等への参加など、日常的な経済活動の再開についても、積極的に取り組んでいただきますよう、改めてお願いいたします。
令和2年6月8日
佐世保市長朝長則男
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