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更新日:2019年8月5日
佐世保市の逸品の野菜である「ジャンボニンニク」の情報を掲載しております。
ジャンボにんにくは、普通のニンニクの8倍の大きさ(普通のニンニクは一片が約10g程ですがジャンボにんにくは約80gあります)があり、匂いが少ないニンニクです。
佐世保市内では、針尾・早岐地区で主に栽培されています。
一般に農作物は農薬を散布し病害虫防除を行いますが、ジャンボニンニク栽培では自分たちで液肥作りを行うなど、作物を強くし、土壌を健康に保つ栽培を心がけ、殺虫剤、殺菌剤を使わない栽培を行っておられます。こうして腐敗しにくい強い体質を作ることで、数ヶ月長く日持ちするようになっているのも特徴です。
他にも、九十九島牡蠣の殻を使った土壌改良など、市内の農水産業の連携による資源循環にも積極的に取り組まれています。
ジャンボニンニクは、一般的なニンニクとは植物の分類上では別種とされ、リーキという西洋ネギの仲間です。
一般的なニンニクには、「アリシン」という成分が多く含まれており、この「アリシン」が臭いの元であり、疲労回復や滋養強壮効果を生み出しています。
一方、ジャンボニンニクには、臭いの元である「アリシン」があまり含まれておらず、「サポニン」という成分が含まれているため、臭いが少なく、肥満予防、免疫力アップ、肝機能向上、動脈硬化予防が期待できると言われています。
一般的なニンニクの花の色は『白』ですが、ジャンボニンニクの花の色は『紫』と花の色も異なります。
ジャンボニンニクの加工品としては、熟成させた「黒ニンニク」があります。
黒にんにく特有の作用をもたらすのはS-アリルシステインという成分です。S-アリルシステインは、にんにくに含まれるアリシンという成分が熟成を経て変化した成分です。そのため普通のにんにくにはほとんど含まれていない黒にんにく特有の成分となっています。
S-アリルシステインは抗がん作用や抗酸化作用をもたらすことで有名です。
また、熟成させることにより、コレステロール低下や滋養強壮などの効能があると言われています。
ジャンボニンニクを使ったレシピは多くありますが、生産者一押しのレシピを紹介します。
1.ジャンボニンニクを5mm程度の火が通りやすい厚さに切ります。
2.衣をつけ、低温(150℃~160℃)の油で揚げます。
3.仕上げに塩を軽く振り完成です。
ジャンボニンニク本来の味を楽しめる一品です。
1.ジャンボニンニクを細切りにします。
2.細切りにした半分量の醤油で煮詰めます。この時に、生姜を刻んだものを一緒に入れるとさらに風味が増します。
3.最後にラー油を軽く垂らして完成です。
本来の味とまた一味違った一品で、ご飯のお供に最高です。
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