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更新日:2024年12月19日
佐世保市の黒島は、佐世保市が世界に誇る九十九島に浮かぶ、クリスチャンの島。
禁教期の厳しい時代、2世紀に及ぶ厳しい弾圧を耐え忍んだ信徒と彼らを受け入れた仏教徒の末裔が暮らす島でもあります。
「黒島の集落」のシンボルは、1902年に建立された黒島天主堂。
莫大な資金と信徒たちの勤労奉仕に支えられ建立された天主堂は、現在にいたるまで、敬虔な信徒たちによって「神聖な祈りの場」として、守り続けられてきました。
黒島へは佐世保市の相浦港から黒島港へ、通常期は一日3便のフェリーが就航しています。
(所要時間は50分)
「世界遺産にふさわしい」として、世界遺産登録の認定を受けました。
世界遺産登録の審議は賛成多数で可決され、そのまま終了するか、と思われた瞬間、会議に参加した各国代表が議長へ発言を求め、祝福と称賛のコメントが相次ぐ異例の事態に。大変うれしいハプニングでした。
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は2世紀以上にわたる禁教の時代、既存の社会・宗教とともに共生しつつ、信仰を継続した潜伏キリシタンの伝統の証拠となる遺産群です。
過去に登録された日本の世界遺産の中でも、ストーリー性が強い資産といえるでしょう。
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、「黒島の集落」を含む12の資産で構成されており、長崎県と熊本県に点在しています。
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