ホーム > 市政情報 > ようこそ市長の部屋 > 市長のメッセージ > 「弓張岳展望所」の国文化財への登録の答申にかかる市長コメント

ここから本文です。

更新日:2025年3月21日

「弓張岳展望所」の国文化財への登録の答申にかかる市長コメント

日3月21日、国の文化審議会におきまして、佐世保市矢岳町に所在しております「弓張岳展望所(ゆみはりだけてんぼうしょ)」が、新たに国登録有形文化財(建造物)に登録すべきとの答申がなされました。

弓張岳展望所」は、弓張岳山頂付近から眼下の佐世保港と自然美あふれる九十九島の景観を一望できる展望地として、1965(昭和40)年に佐世保市が建設いたしました。「軍港」としての佐世保港のイメージを拭い去り、天然の景観を保護・活用して、平和的な市の発展を図ろうとする願いを込め、西海国立公園10周年記念事業として建設した経緯がございます。今では市民をはじめ、年間約10万人の観光客が訪れる本市の主要な観光スポットとして広く親しまれております。

弓張公園」の一部として整備いたしました「弓張岳展望所」の設計は、代々木屋内競技場等の構造設計を担当した坪井善勝(つぼいよしかつ)氏によるもので、石の台座を蹴立てて飛びたとうとする飛鳥の意味を込めたHPシェル構造のシェルターが架けられています。また、本郷新(ほんごうしん)氏による“太陽を射る”の彫刻を柱に配することで、自然と芸術の協調も計られています。

の「弓張岳展望所」は有識者の方々の調査・研究の成果もあり、このたび文化財登録基準の「造形の規範となっているもの」との評価をいただき、大変喜びを感じております。
弓張岳展望所」が正式に文化財登録されますと、本市の指定等文化財の中では最も新しい年代の文化財となることに加えまして、戦後復興80年及び西海国立公園指定70年の節目に「本市の平和の象徴」としてより一層、保全に努めるとともに、広く国民・市民の皆様に周知啓発してまいりたいと考えております。

回、「弓張岳展望所」の価値をお取り上げいただいた文化庁及び文化審議会委員の皆様、そしてこれまで調査にご理解と多大なご協力を賜りました長崎県をはじめ地元の皆様に、この場をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。
民の皆様におかれましては、これからも、文化財保護の取り組みにご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

令和7年3月21日
佐世保市長宮島

 

お問い合わせ

教育委員会教育総務部文化財課

電話番号 0956-24-1111

ファックス番号 0956-25-9682

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページは見つけやすかったですか?

このページの内容はわかりやすかったですか?

このページの内容は参考になりましたか?