ホーム > まちづくり・環境 > 開発 > 佐世保市大規模盛土造成地マップについて

ここから本文です。

更新日:2019年12月16日

佐世保市大規模盛土造成地マップについて

はじめに

平成7年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)や平成16年の新潟県中越地震において、大規模盛土造成地の一部で、がけ崩れや土砂の流出等により宅地被害が発生した事例が報告されています。

佐世保市では、市民の皆さんに大規模盛土造成地が身近に存在することを知っていただき、災害の未然防止や被害の軽減につながるよう防災意識を高めていただくことを目的として、「佐世保市大規模盛土造成地マップ」(以下、マップ)を作成しました。

マップは市内の古い地図と直近の地図を重ね合わせて、その標高差のデータから盛土造成が行われた概ねの位置を抽出しました。このうち、「大規模盛土造成地」に該当する所在をマップに記載しています(「大規模盛土造成地」の定義は次項目をご確認下さい)。また、マップをご覧になる際には、下記の点にご注意ください。

  • マップは地図の精度及びデータ作成上の誤差が生じる都合上、精密なものではないため、範囲や個別の敷地を詳細には特定できません。
  • 盛土造成地であっても大規模盛土造成地に該当しない(下記の定義より小さい)箇所は記載されていません。
  • 古い地図は昭和40年代のものを使用しています(戦前や地図作成前の造成地は記載されていません)。
  • 宅地以外の農地や山林は対象外としています(マップ上は地図が表示されていますが、調査自体を行っていません)。

なお、マップは、重ね合わせにより判明した大規模盛土造成地の概ねの位置と規模を示したものであり、危険かどうかを判断したものではありません。

大規模盛土造成地について

宅地を造成する場合、切土と盛土を組み合わせる手法が一般的であり、谷や沢を埋めたことで盛土側面に谷部の斜面が存在することが多い「谷埋め型盛土」、傾斜地盤上に高い擁壁等を用いて造られた「腹付け型盛土」があり、下記に該当するものが「大規模盛土造成地」と定義されています。

(1)谷埋め型大規模盛土造成地:盛土面積が3,000平方メートル以上のもの

(2)腹付け型大規模盛土造成地:盛土する前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上で、かつ、盛土の高さが5m以上のもの

大規模盛土造成地の定義

(出典:国土交通省ホームページより)

調査の結果、佐世保市内では下記の数の大規模盛土造成地が存在することが判明しました。

(1)谷埋め型大規模盛土造成地

(2)腹付け型大規模盛土造成地

合計

278箇所

11箇所

289箇所

大規模盛土造成地の詳細や調査結果について

大規模盛土造成地や関係する事業については、下記の関連リンクの「大規模盛土造成地の滑動崩落対策について」(国土交通省ホームページ)をご参照ください。

また、佐世保市都市整備部建築指導課(市役所8階)の窓口でも、大規模盛土造成地や調査結果についてご案内しておりますのでお尋ねください。

佐世保市大規模盛土造成地マップ

佐世保市大規模盛土造成地マップは下記により入手できます。

1.下記からダウンロードできます。

2.佐世保市役所8階の建築指導課窓口や各支所、行政センターでは印刷したマップを配布しています。

マップの内容や詳細につきましては、建築指導課にてお尋ねください。

今後の調査について

現在、抽出された大規模盛土造成地個々の造成情報の整理や現地状況の確認を進めており、技術的調査の実施については調査結果や事業の優先度を総合的に勘案し、検討していきます。

大規模盛土造成地マップに関するQ&A

Q1.大規模盛土造成地に示された箇所は危険ということですか?

  • A1.大規模盛土造成地マップは昔と今の地形図を重ね合わせて、高さの差や土地利用状況から「大規模盛土造成地」に該当するものを抽出したものであり、マップに示された箇所が必ずしも危険というわけではありません。

Q2.マップで大規模盛土造成地として抽出されなかった箇所は安全ということですか?

  • A2.今回の調査は大規模盛土造成地に該当する箇所のみを抽出したものなので、小規模な盛土造成地や古い地図作成時より更に以前の造成地については特定できません。また、今回の調査ではどの造成地についても安全性に係る調査はおこなっていませんので、安全性を確認するためには詳細な調査が必要となります。

Q3.大規模盛土造成地に含まれている場合、土地の造成や建築物等の建築に関して制限が掛かったり、特別な手続きが発生しますか?

  • A3.大規模盛土造成地であることによる制限や特別な手続き等は発生しません。

Q4.自分の敷地が大規模盛土造成地の範囲内にあるか確認できますか?

  • A4.マップは大規模盛土造成地の概ねの位置を示すものであり、地形図の精度や誤差もあることから、個別の敷地の特定はできませんので、ご了承ください。

Q5.もっと詳細な図面はありますか?

  • A5.佐世保市都市整備部建築指導課(市役所8階)の窓口では、ホームページで公開しているマップよりも見やすい地図を閲覧することができます。

Q6.大規模盛土造成地の有無について、宅地建物取引業に規定する重要事項説明書に記載する義務はありますか?

  • A7.大規模盛土造成地の有無について、重要事項説明書に記載する必要はありません。なお、宅地建物取引業では重要事項に「造成宅地防災区域の有無」を記載されることと規定されていますが、2019年11月時点では佐世保市において「造成宅地防災区域」に指定した区域はありません。

Q7.県内または他県では大規模盛土造成地マップは公表されていますか?

宅地の安全のために(関係情報)

宅地の災害を防ぐためには、宅地所有者や管理者の方々が日頃から宅地や周辺の擁壁、斜面などに目を配り点検することによって、宅地災害の前兆となりうる異常を早く発見することができます。市民の皆様にも日頃から宅地や擁壁のセルフチェックを行っていただき、危険な箇所の把握や災害に対しての備えをお願いします。

セルフチェックの方法については、下記の国土交通省ホームページにて紹介されていますので、そちらをご参照ください。

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

都市整備部建築指導課

電話番号 0956-25-9629

ファックス番号 0956-25-9678

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページは見つけやすかったですか?

このページの内容はわかりやすかったですか?

このページの内容は参考になりましたか?