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更新日:2025年3月11日
食品ロスとは
本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。日本では令和4年度に年間約472万トンの食品ロスがあり、そのうち事業者からは約236万トン、家庭からは約236万トンの食品ロスが発生したと推計されています。
この472万トンという量は、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(令和4年で年間約480万トン)に匹敵する数字です。また、国民1人あたり毎日おにぎり1個分の食べ物を捨てている計算になりますが、その一方で、厚労省の調査によれば日本では7人に1人の子どもが貧困状態にあり、食べ盛りなのに十分な食事も与えられない子どもたちが多くいるというのが現状です。
世界中で飢えに苦しむ人々・子どもがいる一方で、私たちは多くの食料を輸入しながら、実はそれをたくさん捨てているという現状を重く受け止めなければなりません。
1.食べ残し
出された料理を食べ切れないなどで残してしまって、捨ててしまう。
2.直接廃棄
賞味期限切れや、買いすぎ・忘れてしまったなどで使われずに捨ててしまう。
3.過剰除去
野菜の皮を厚くむき過ぎたり、肉の脂身の部分などを調理せずに捨ててしまう。
1.食べ残しを減らす
食べきれる量を作る・作りすぎない。好き嫌いせずに食べる。
作りすぎた料理は正しく保存し、なるべく早く食べる。または他の料理に作り替える。
2.直接廃棄を減らす
冷蔵庫を定期的に点検して古い食材から使う。賞味期限が過ぎたからといって、すぐに捨てない。
適切に保管し、賞味期限と消費期限の違いを理解する。
3.過剰除去を減らす
野菜や果物の皮を必要以上にむかない。食べられる部分は料理に活用する。
袋や容器を開けないままで、表示されている方法を守って保存した場合に、その「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料など、消費期限に比べていたみにくい食品に表示されています(作ってから3ヶ月以上もつものは「年月」で表示することもあります)。この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。食品は表示されている方法を守って保存しておくことが大切です。ただし、一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。
袋や容器を開けないままで、表示された方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで「安全に食べられる期限」のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
消費期限も賞味期限も、袋や容器を開けないで、書かれた通りに保存していた場合の安全やおいしさを約束したものです。一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。
食品ロスは、食べられるものを捨てるので「もったいない」ことはもちろんですが、食品ロスを減らすことで「ごみの減量」になるだけでなく、ごみ処理・運搬経費の節約や焼却時の二酸化炭素などの排出量削減につながります。
また、総務省によれば、家計のうちおよそ四分の一を食費が占めているとされていますが、食品ロスは「家計の無駄」「家計のロス」です。せっかく買った食材・食料品を捨てるので「お金を無駄にした」ことになります。食品ロスを減らすことで、家計への負担がその分減らせることになります。場合によっては、手つかず・食べ残しなどの食品ロスで月に5千円(年間6万円)分の食材を捨てている推計にもなるようです。
環境部廃棄物減量推進課では、主に事業所からのごみ削減を主眼に、市内の各店舗に食品ロス削減をお願いし、また、売れ残りや賞味期限切れ間近の食品・食材について、子ども食堂に提供されるように努力しています。
佐世保市で知られている特産品のキャラクターたちが「食品ロス」のことを分かりやすく伝えます。
「食品ロス」問題を知り、共に取り組もう‼
レッド・ストロング(佐世保バーガー)
やさしく強いリーダー。
食品ロスを見つけるとすぐに飛んでいく。
ブルー・ぷっ福(九十九島とらふぐ)
優しく大きくなる。
食品ロスの啓発に頑張っている。
ホワイト・プルン王子(九十九島かき)
忘・新年会によく現れる。
3010(さんまるいちまる)運動に力を入れている。
イエロー・モウ助(長崎和牛・レモンステーキ)
一番の力持ち。優しい。
食品ロス協力店で、よく活動の説明をしている。
グリーン・リフレッシュ博士(世知原茶)
物知り博士。食品と歴史に詳しい。
オレンジ・キューティー(味っ子みかん)
紅一点。愛嬌があり、分かりやすい解説をします。
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