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更新日:2017年6月16日
本市では、市内に現存する野生生物を守り、将来世代が現世代と同様に自然の恵みを享受できるよう、市内で絶滅のおそれのある野生生物の現状を明らかにした「佐世保市レッドデータブック」を、2002年(平成14年)に発行し、その中で絶滅のおそれのある野生生物の種の一覧「佐世保市レッドリスト」を公表しました。
その後、合併により新たに市域となった吉井・世知原・宇久・小佐々地区の情報をレッドリストに追加して参りましたが、公表当時から10年が経過し、本市の野生生物の生息生育状況にも変化が生じていることから、最新の状況を反映した「佐世保市レッドリスト(2013年改訂版)」を、このたび改めて作成しました。
野生生物の絶滅の原因のひとつとして、開発行為や乱獲等、人間の活動による影響が考えられます。
レッドリストに法的拘束力はありませんが、本市における絶滅のおそれのある野生生物に関する情報を、野生生物の保護及びその生息生育環境の保全に活用することを目的として、公表いたします。(※下の「ダウンロード」の項目からダウンロードしてご覧ください)
今回の見直しで、江迎・鹿町地区の情報の追加により、合併地域を含めた市全域の情報が揃ったことから、最新の知見に基づいて、カテゴリー(危険性のランク)の再評価を行いました。
その結果、掲載種は863種となり、そのうち210種は今回追加したものです。
絶滅の危険性が最も高い「絶滅危惧IA類(CR)」としては209種が掲載されており、そのうち今回追加されたものとして、ダイサギソウ(植物)、ミミカキグサ(植物)、モモジロコウモリ(哺乳類)、カニノテムシロ(貝類)などがあります。
本レッドリスト掲載種のうち、環境省版レッドリストに掲載されている種は296種、長崎県レッドリストに掲載されている種は531種となっています。
また、佐世保市レッドデータブックに掲載されている「保全することが望ましい地域」についても見直しを行い、38か所を本レッドリストに掲載しています。
ダイサギソウ
ミミカキグサ
モモジロコウモリ
カニノテムシロ
本レッドリストは、意識啓発及び野生生物保護のための資料として活用いたします。
絶滅のおそれのある野生生物の分布に関する位置情報は、「佐世保市レッドマップ」として市の関係部署で共有し、公共工事実施前に確認を行い、必要な配慮を行っています。
なお、絶滅のおそれのある野生生物の乱獲等を防ぐため、「佐世保市レッドマップ」は原則として非公開ですが、開発行為に伴う環境配慮等、野生生物の保護及び生息生育環境の保全に活用する目的であれば、必要に応じて情報提供を行います。
また、佐世保市レッドリストは今回の見直しで完成ではなく、野生生物の生息生育状況の変化や新たな知見に基づき、今後も必要に応じて見直しを行う予定です。
※スジホシムシモドキの学名が誤っていたため、訂正を行いました。(平成26年10月10日追記)
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