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更新日:2024年10月9日
令和6年度は長崎県を代表して佐世保市で「宮中献穀事業」の実施が決定いたしました。
宮中献穀事業は、明治25年から始まり、宮中行事である新嘗祭(11月23日)に、日本全国から宮中へ新米を献上する行事で、長崎県からも毎年新穀が献上されています。米生産地としてのPRをはじめ、稲作文化の継承や地元住民との交流促進など、地域の活性化を目的とした事業です。
令和6年度は佐世保市での実施が決定いたしました。佐世保市で宮中献穀事業が行われるのは、昭和57年以来42年ぶりです。(合併前の旧世知原町は平成4年に実施しています。)
【直近の県内の実施市町】
令和3年度:波佐見町、令和4年度:雲仙市、令和5年度:壱岐市
播種から田植え、収穫及び宮中献穀まで種々の行事が予定されています。
行事一覧
実施予定時期 | 行事名 |
令和6年5月 | 斎田清祓、播種祭 |
令和6年6月 | 御田植祭 |
令和6年8月 | 青田祭 |
令和6年10月 | 抜穂祭、献穀米清祓、宮中献穀献納式 |
令和6年11月 | 県知事、県神社庁への贈呈式 |
宮中献穀事業の主体となる「宮中献穀佐世保市奉賛会」が設立されました。
設立総会では、事業計画を中心に議論が進められました。
宮中献穀事業における最初の神事となります「斎田清祓」及び「播種祭」を執り行いました。
「斎田清祓」
宮中献穀田としての斎田をお清めお祓いするとともに、土地の神様にご奉告するものです。
「播種祭」
稲の種を斎田の苗代におろすにあたって行う神聖な儀式です。
献穀田の稲作行事を始めるにあたり、五穀豊穣を祈る神事を執り行うとともに、伝統衣装をまとった早乙女に扮した柚木小学校6年生が田植えの儀式を行いました。
稲を収穫するまで心配される、水不足や台風等による風水害を避け、病害虫の被害から稲を守り、豊かな実りとなるよう祈願する儀式を行いました。
稲の収穫へ感謝する神事を執り行うとともに、伝統衣装をまとった刈男に扮した柚木小学校6年生が稲穂を刈り取る儀式を行いました。
奉耕者さまの手の行き届いた管理により、立派に育てられた献穀米が収穫できました。
今後は、収穫された稲の脱穀・籾摺り・献穀米選別を行った後、献穀米の清祓いを執り行い、10月28日に宮内庁へ献穀米を献上いたします。
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