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更新日:2026年6月5日

【ご意見箱制度】佐世保市を「海洋エネルギー・深海技術の拠点都市」として育てるための提案

ご意見内容

【1.現状の課題】
佐世保市では、造船業の縮小、若者流出、産業の高齢化が進行し、港湾機能も低下傾向にあります。一方で、海上自衛隊・米海軍・海上保安庁の拠点が集積し、深い港湾、艦艇の造修技術、国境離島への近接性、海洋分野の研究人材など、全国的にも稀な海洋資源を有しています。しかし、これらの強みを「未来の成長産業」と結びつける、長期的な戦略が十分に見えにくい状況にあります。
【2.佐世保の潜在力】
佐世保市は、洋上風力、深海探査、海洋ロボティクスなど、日本が今後重点的に伸ばしていく海洋産業分野に対して、極めて高い適性を持っています。深い港、艦艇修繕の技術、対馬・五島といった国境離島へのアクセス、長崎大学水産学部などの海洋研究機関といった要素は、「海洋特区」に必要な条件の多くをすでに満たしています。これらを体系的に結びつけることで、佐世保市は「海洋エネルギー・深海技術の拠点都市」として発展する可能性があります。
【3.提案内容(3点)】
(1)佐世保港の「海洋技術フィールド」化
・AUV(自律型無人潜水機)など海中ロボットの実証試験
・洋上風力発電のメンテナンス船や支援船の母港化
・深海観測機材・調査船の整備拠点としての活用
(2)五島・対馬と連携した「国境海域の海洋調査ネットワーク」構築
・五島・対馬などに観測・補給拠点を配置し、佐世保を統括港とする
・国境海域の環境監視・資源調査・安全保障に資する海洋データの集約拠点として機能させる
(3)長崎大学・企業・行政による「海洋エンジニア育成拠点」の整備
・長崎大学水産学部や関連研究機関と連携した産学官共同講座の設置
・洋上風力、深海探査、海洋ロボティクスに対応できる技術者・オペレーターの地元育成
・地元出身の若者が佐世保で学び、そのまま佐世保で働ける環境づくり
【4.期待される効果】
・若年層を中心とした高賃金雇用の創出
・縮小傾向にある造船・修繕技術の再活性化
・国の研究予算・港湾整備予算の呼び込み
・安全保障・防災能力の強化と国境離島との連携強化
・離島経済との相乗効果による広域的な地域振興
【5.結び】
本提案は、佐世保市がこれまで培ってきた「海の強み」を、未来の海洋産業へとつなげるための検討の叩き台として、市民の立場からまとめたものです。
既存の施策や計画との連携も含め、実現可能な部分から前向きにご検討いただけましたら幸いです。
【令和7年11月受付】

回答要旨

本市の海洋産業に関するご提案をいただき、ありがとうございます。
造船業をはじめとする様々な産業において、従業員の高齢化や人手不足が課題となっている状況がございます。
陸上自衛隊・海上自衛隊・米海軍の拠点が存在する特性を持った都市であり、これまで造船業を中心としたものづくり産業で培ってきた技術力を有していることは、ご指摘のとおりです。
また、長崎県は「ながさき海洋・環境産業拠点特区」に指定されており、本市も特区に関連する地域活性化総合特別区域計画の作成主体となっております。
本市には洋上風力など海洋エネルギー産業に関わる企業があり、佐世保高専なども所在しておりますので、長崎県や関連機関との連携が重要であると認識しております。

今回、佐世保港を活かした内容や産学官連携などに関する内容をご意見としていただきましたので、今後の海洋産業に関わる施策の検討を進める際に、いただいたご意見も参考にしながら取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 

【令和7年11月回答】

 

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