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更新日:2022年12月19日
【広報させぼ令和5年1月号】
海上自衛隊佐世保地方総監部西総監インタビュー
市民の温かい受け入れに感謝し、使命感と覚悟を持って任務を完遂します

海上自衛隊佐世保地方総監部西総監
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佐世保地方隊ロゴマーク
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警戒監視や後方支援の要
佐世保地方総監部は、日本海から東シナ海までの広範囲を警戒監視する役割を担っています。また、重要な役割として、後方支援というものがあり、自衛艦隊が適切に活動できるように燃料や食料の補給を行っています。国際秩序が著しく変化する昨今、安全保障環境はますます厳しくなっています。そのような大きな変化がある中、日本を守ることを真剣に考えていかなければなりません。改めて私たちに課せられた重責を意識し、使命感を持って任務を完遂できるよう、隊員たちには「覚悟を持て」と伝えています。また、災害時にも迅速に、かつ適切に対応できるよう日々備えています。
明治時代から変わらない佐世保の価値
明治16年、東郷平八郎少佐や肝付兼行中佐が佐世保を訪れました。佐世保港の素晴らしさや地政学的な面から、明治19年、佐世保に軍港と鎮守府を設置することが決まり、現在の海上自衛隊佐世保地方総監部があります。昔からあるという伝統はもちろんですが、海上自衛隊が佐世保にあるのは、素晴らしい港や、地元の方々の理解・支援があってこそで、明治時代から変わらない佐世保の価値だと感じています。
交流やイベントで今後も良い関係を
佐世保の方々に昔から温かく受け入れていただき、長い間ご支援をいただく中、私たちとしても佐世保の活性化に尽力するべく、さまざまなイベントを行っています。令和4年8月に開催した「サマーフェスティバル」には2日間で2万人の方に来場していただきました。周辺店舗への経済効果もあったかと思いますし、私たちの活動を知っていただくことで、自衛隊に入りたいと思ってもらうきっかけとなったかもしれません。また、12月には佐世保で初めて開催する佐世保音楽隊による「クリスマスコンサート」も、多くの方に楽しんでいただけると思います。このような取り組みを通じて、お互いにとって良い関係を今後も築いていきたいですね。
隊員や家族への温かい受け入れに感謝
私たちの存在意義は国を守ることです。引き続き国防に取り組んでいく中で、隊員たちは厳しい訓練を行います。また、任務で数カ月にわたって船で勤務を行う隊員や危険な場所へ向かう隊員もおり、その間家族はとても不安な日々を過ごすこととなります。その不安の中、佐世保の皆さまが隊員だけでなく家族のことも温かく受け入れてくださることは、私たちの支えとなり、感謝の気持ちでいっぱいです。私たちも佐世保に貢献し、佐世保のまちがより活性化するよう、いろんな形で活動を行っていきますので、引き続きご理解とご支援をいただきますようお願いします。
(取材日令和4年11月30日)
活動の様子
以下の写真は全て海上自衛隊佐世保地方総監部からご提供いただきました。

あしがら体験航海
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日米共同統合演習
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総合防災訓練
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出港お見送り
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サマーフェスティバル2022
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サマーフェスティバル2022
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クリスマスコンサート
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クリスマスコンサート
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クリスマスコンサート
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クリスマスコンサート
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艦艇と佐世保港の夜
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自衛隊パレード
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