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更新日:2023年10月4日

【市長への手紙】カジノについて

ご意見内容

このたびは市長就任おめでとうございます。
地道な活動と誠実なお人柄ゆえに佐世保市長としてご活躍を期待しております。

かねてよりギャンブル依存による経済的、社会的な問題について危惧しておりました。ギャンブル依存は本人の意思では解決できない病気であることはご周知のとおりだと思います。佐世保市や長崎県の見解としては、経済的なメリットを強調し、ギャンブル依存の原因を地元佐世保市に誘致しようと進めておられます。宮島市長におかれましても、カジノ誘致については、公約ではどちらかというと賛成と言われていたと思います。
つきましては、カジノ誘致よりも、他自治体のように企業、工場等を誘致する道を選ばれることを強く要望いたします。
カジノができて、良いことはあるかもしれませんが、ギャンブル依存症の人が増え、経済的に破綻し、自殺に追い込まれるかもしれません。その人やその家族も路頭に迷い、子供の貧困、非行につながるかもしれません。
精神科医療に携わる者として、そして1人の人間として、佐世保市にカジノは要らないと思います。
宮島市長におかれましては、佐世保市民の幸せを願っておられるなら、良心に鑑み最良のご決断をなされるものと確信しております。

【令和5年6月受付】

回答要旨

このたびは、「市長への手紙」にご意見をお寄せいただきありがとうございます。
また、激励のお言葉も賜り、心から感謝を申し上げます。

ご存知のとおり、長崎県(佐世保市)では、人口の減少・所得の低下・地域活力の低下といった構造的な課題に直面しており、経済の活性化や雇用創出等を促進していくことが不可欠です。
そのような中、ご意見にあります企業誘致につきましては、積極的に推進している状況でございますが、さらに、このIRは、新たな雇用を生み出し、定住人口の増加や物資の地元調達など、地域活性化の起爆剤として期待されているところです。

日本型IRは、単なるカジノ解禁ではなく、世界の人々を惹きつけるような魅力を高め、大人も子どもも楽しめる新たな観光資源を創造するものでなければならず、これまでにないスケールとクオリティが求められています。そのため、本地域にIRが実現した際は、国内外からの誘客の基盤となり、高い経済波及効果や雇用創出効果、さらには定住人口の増加が期待でき、地域が抱える課題解決に繋がるものと考えています。

一方で、○○様のご意見のように、IRにはカジノも含まれることから、ギャンブル依存症を懸念する声があることも事実です。そのため、IR整備法ではカジノ施設の面積は施設全体の3%以下という規制が設けられており、またカジノへの入場回数は1週間に3回以内、28日間で10日以内という制限や、入場料として6,000円の徴収、マイナンバーカードによる本人確認等の厳しい制限による依存症対策が施されています。さらには本人だけでなく家族からの申し出によって入場を規制するといった対策も行われます。

また、長崎県及び佐世保市での独自の取り組みとして、依存症の家族の会や医療機関、大学をはじめ、地元の自治協議会や防犯協会、PTA等の皆様にもご参画いただき、「九州・長崎IR安全安心ネットワーク協議会(準備会)」という組織を設立し、市民の皆様が懸念される事項に対して対策を検討しております。

○○様におかれましては、精神科医療に携わっていらっしゃることから、さまざまな知見をお持ちであり、深くご心配いただいていることと存じますが、長崎県及び本市としましては、カジノ施設に関する市民の皆様の懸念や不安を最小化するためにあらゆる取り組みをしっかりと講じてまいります。

【令和5年7月回答】

取り扱い課

企画部IR推進室

お問い合わせ

総務部広報広聴課

電話番号 0956-24-1111

ファックス番号 0956-25-2184

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