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更新日：2021年6月26日
新型コロナウイルス感染症に関する対応について（6月25日、感染症対策の徹底と継続のお願い）
新型コロナウイルス感染症につきましては、本市の新規感染者発生に歯止めがかからないことから、市民の皆さまに改めて呼び掛けをさせていただきます。
感染状況と感染症対策について
県全体では改善傾向にありますが、本市では、連日、新規感染者が確認され、県の指標におけるステージ3のままになっていることから、引き続き、感染症対策の「徹底」と「継続」が必要です。
本市の感染者数は、4月が88例、5月が108例、6月が23日現在で151例と増加傾向にあり、特に20歳代の方の感染が目立つようになってきています。6月では、20歳代の方の感染が全体の約3分の1を占めている状況です。また、マスクを外さざるを得ない「飲食」に関連する感染者も多くみられ、6月の上旬（6月1日～10日）では約53%、中旬（6月11日～20日）では約45%が飲食に関連する感染となっています。
そこで、本市では、感染確認が顕著な若者の皆さんに特に注意を喚起するため、市内の大学など若者が多く通う学校、施設、会社などに対し、改めて感染症対策の「徹底」と「継続」を要請する文書をお送りすることとしています。
また、飲食に関連する感染が続いていることから、夜の繁華街の皆さんを対象にPCR検査の呼び掛けを行い、現在432名の方から検査の希望があっております。6月24日現在で60名の検査が終了し、全て陰性を確認しています。しかしながら、検査の希望者が約2割にとどまっていることから、再度勧奨を行い、検査の拡大に努めていく予定です。
ワクチン接種について
次に本市のワクチン接種の状況ですが、65歳以上の高齢者の皆さんへの個別接種を5月25日から、集団接種は5月26日から開始しています。6月20日現在で、高齢者は約8万2千人、2回分の総接種回数を16万4千回として、接種割合（接種回数）は約4割（64,990回）となっています。また、市全体での対象者（16歳以上の市民）は約21万4千人、2回分の総接種回数を42万8千回として、接種割合（接種回数）は約2割（84,418回）となっています。
7月の第1週には、64歳以下の皆さんに接種券を発送いたします。
まずは、優先接種を先行することになりますが、優先する方は国が示す「基礎疾患をお持ちの方」、「高齢者施設等の従事者」に加え、「保育所・幼稚園等の職員」「放課後児童クラブ・児童センターの職員」「小・中学校、義務教育学校の教職員」「介護サービス事業所従事者（通所・訪問等）」「障がいサービス事業所従事者（通所・訪問等）」の方々としています。これらの方々には、接種券が届いた日から7月14日までを先行予約期間とし、予約の受け付けを行います。
それ以外の一般の方々は、7月15日から予約受け付けを開始しますが、先行予約の状況によっては、開始日を前倒しするなど可能な限り早く接種ができるよう柔軟に対応していきます。
なお、ワクチンを接種するかどうかは、ご本人の自由意思ですので、接種を強制したり、アレルギー等でワクチン接種ができない方などに対する誹謗中傷を行ったりすることは絶対にやめていただきたいと思います。
経済対策について
次に経済対策についてですが、感染拡大防止のための取り組みが、一方では、市内宿泊業や飲食業などを営まれている皆さまに、大きなご負担をお掛けしている状況にあります。
市民の皆さまの日頃の感染症対策とワクチン接種の進行とともに、本市の感染状況が落ち着いてきましたら、6月定例市議会でご承認いただいた「佐世保市内でゆったり宿泊キャンペーン」ならびに「飲食店来店応援事業」について、順次事業を開始し、本市の観光関連業や飲食業など経済活動の活性化につなげていきたいと存じます。
最後に
最後に、繰り返しになりますが、佐世保市では、連日、新規感染者の発生が続いています。特に、若者や飲食店を利用する方を中心に感染が発生していることをご認識いただき、いま一度、感染症対策の「徹底」と「継続」をお願いします。
なお、感染者の中には、誹謗中傷などでお悩みの方も多くいらっしゃいます。感染症には「被害者」も「加害者」もありません。感染者やそのご家族に対する差別や偏見、誹謗中傷は絶対に許されるものではありません。正しい情報に基づき、冷静な行動に努めていただきますようお願いします。
市民の皆さまには、長い間、大変なご迷惑をお掛けしていますが、引き続き、感染症対策にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
令和3年6月25日
佐世保市長朝長則男
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