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更新日:2019年7月10日
先日、公立小学校の卒業式に保護者として参加しました。
その際、奇異に感じたのが、教育委員会の告辞です。
学校長、PTA会長の挨拶は必要だと思いますが、学校運営の事務方に過ぎない教育委員会が、来賓として参加するのは理解できますが、教育機関の代表としての学校長とは別に、しかも、明らかに上位者から下位者に対して「辞」を「告」げる「告辞」として卒業生に言葉を贈っているのを見ると、佐世保市の市民としては、市政に対して疑問を抱かざるを得ません。
教育委員会とは、そもそも管轄地域の学校教育や運営を司る市政の一部門であり、市税の公正な配分者に過ぎず、学校運営に関して縁の下の力持ちという位置付けにある部署である筈だからです。
市長をはじめとした市政に携わっている方々や市民の代表者の方々には、今一度、行事の持つ意味を吟味していただき、要不要を見つめ直していただきたいと思います。
【平成31年4月受付】
はじめに、このたびのお子様の小学校ご卒業、並びに中学校へのご入学、誠におめでとうございます。進学された新たな学校でのお子様のさらなるご活躍を心から祈念申し上げます。
さて、ご意見をいただきました卒業式における教育委員会告辞については、本市教育委員会におきましては、本市立小学校、中学校、義務教育学校の全70校に対し、教育長、教育委員、あるいは教育委員会職員のいずれかが、直接学校に赴き、告辞を述べさせていただいております。
いずれの学校でも、卒業生が、在校生や教職員との別れを惜しむ場面や、家族や地域の方々へ感謝の思いを表明する場面にふれ、感慨深い思いをもって同席させていただいております。
そのような中、学校の設置者である教育委員会といたしましては、以下のような内容を教育委員会告辞として申し上げております。
教育委員会は教育課程の管理を大きな職責の一つとして担う立場であります。その責務を十分に受け止め、今後も真摯に取り組んでいく所存でございますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
教育委員会学校教育課
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