結核関係申請・届出書類（医療機関用）

医療機関の皆様へ

結核と診断した際の届出について

1 患者が結核であると診断した場合は、直ちに最寄りの保健所への届出が必要です。

【感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律（以下「感染症法」と記載）第12条】

結核と診断された場合は、保健所へ電話連絡の後、結核発生届の性別・年齢以外の個人が特定される「氏名・生年月日・住所・電話番号等」を塗りつぶして、その日のうちにFAXを送信してください。その後、結核発生届の原本は、保健所へ郵送してください。

2 最初に診断した医師が届出を行ってください。

結核病床を持つ第二種感染症指定医療機関（佐世保市総合医療センターなど）に患者を紹介する場合でも、最初に結核と診断した医師が届出を行う必要があります。

結核患者を紹介される場合は、照会先の医療機関へご一報ください。また、患者さんにはマスクを着用するようご指導ください。

結核医療費の公費負担について

1 結核の治療が必要な患者さんには、結核医療費の公費負担制度があります。
結核と診断された患者さんが安心して適切な医療を受けることができるように、感染症法に基づき医療費の一部（または全部）を公費で負担する制度があります。
結核の治療を行うことが決定したら、速やかに結核医療費公費負担申請書により、患者の居住地を管轄する保健所へ申請を行ってください。申請の遅延による遡及は、原則として認められません。
ご提出いただいた申請書は、結核専門の医師等で構成する感染症診査協議会で審査します。公費負担の承認日は、保健所が申請書を受理した日からとなります。
承認された医療以外の医療（抗結核薬の変更等）が必要になった時は、あらためて申請書の提出をお願いします。

2 公費負担申請に際しては、次の資料を添付してください。

結核医療費公費負担申請書
エックス線写真（CT画像があれば、できるだけ一緒に添付してください。）
肺結核、粟粒結核、結核性胸膜炎または結核性膿胸⇒胸部エックス線写真
腎結核、尿管結核または性器結核⇒造影法による腎、尿管または性器のエックス線写真
骨間接結核⇒骨および関節のエックス線写真
- 申請前3月以内に撮影したものを添付してください。【感染症法施行規則第20条の3】
- 継続申請の際には、治療効果が確認できるよう前回申請時と最新のエックス線写真を添付してください。
自己負担額認定に必要な書類（感染症法第37条適用者のみ）

3 公費負担の適用期間については、次のとおりです。

入院勧告を実施した結核患者（感染症法第37条適用者）
- 応急入院勧告から72時間及び入院勧告から30日
- 入院期間の延長ごとに申請が必要です。結核病床を有する感染症指定医療機関のみの適用となります。
上記以外の結核患者（感染症法第37条の2適用者）
- 申請書の受理日から、受理日が属する月を含めて6か月後の末日
- （例：7月10日に受理した場合の適用期間は、7月10日～12月31日となります。）
- 6か月以上の継続治療が必要な場合は、継続申請が必要です。

認定が切れた期間の医療費は、公費負担の適用となりませんのでご注意ください。

有効期間が終了した患者票は、保健所へお返しください。