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更新日：2022年3月4日
【市長への手紙】佐世保市の住環境について
ご意見内容
私は幼いころから前職までずっと転勤族で、全国の様々な市町村に住んできましたが、佐世保は他市町村に比べて住環境が整っていないように感じます。
例えば家賃について、佐世保の平均家賃は人口規模や平均年収の割に高く、それでいて物件はかなり古いものが多いです。駐車場付きの物件となると更に金額は上昇し、車を手放そうにもバスは少なく車がないと生きていけない・・・こういった状況で新卒世代や子育て世代が流出していくのは当然のことです。家賃などの問題は市政の枠を超えているということは重々承知ですが、観光などに目を向ける前に足下の市民の暮らしに目を向けていただき、住環境の改善に向けて取り組んでいただければと思います。
【令和3年9月受付】
回答要旨
このたびは、全国の様々な地域にお住まいになったご経験からの貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございます。
佐世保市は昭和初期頃から、平地の既存集落を中心に一気に市街化が進み、地形的な条件から周辺の斜面地に住宅地が広がっていきました。
この住宅地は往々にして住宅が密集しており、車道が狭い地区や、そもそも車の寄り付きができない地区もあり、バスが利用しづらい地区もあります。
そういったことから、ご意見にありますように、日常生活における利便性の高い平地や駐車場付きの物件については、家賃が高くなっている傾向があるものと思われます。
また、斜面地の住宅地においては、日常生活における不便さなどの理由から、住み替えがうまく進まずに、空き家や空き地等の課題があることも認識しております。
そのため、課題が大きいエリアを選定し、斜面住宅地をモデル的に再生（住環境の改善）に取り組んでいるところですが、今後としましては、民間の動きも含めた新しい取り組みも必要であると考えております。
他方、市街地から少し足を延ばした地域におきましては、自然豊かで買い物などの利便性もよく家賃も安価であり、住みやすい地域も多くございますので、そのような魅力も伝えてまいりたいと思います。
このたびのご意見も参考にさせていただきながら、これからも住環境の改善に向けた取り組みを進め、若い世代をはじめ移住を考えている方からも居住地として選ばれるような住みやすく魅力的なまちづくりに努めてまいります。
【令和3年10月回答】
取り扱い課
都市整備部都市政策課
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