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更新日:2022年4月15日

【市長への手紙】中央公園リニューアル事業の無電柱化推進について

ご意見内容

佐世保中央公園については、令和4年4月1日オープンを目指して工事は大詰めを迎えており、市民の一人として楽しみであり、この事業の推進発展は佐世保市の将来を占うものとして期待しているものであります。

しかし、先日その工事の進捗を拝見していると、道路に沿って電力用か通信回線用か存じませんが新品の電柱が立ち、正に電線等が張り巡るのを待つばかりです。

政府は、無電柱化を推進することにより、防災性の向上、安全性・快適性の確保、良好な景観形成の観点から実施してきており、その必要性が高まっているところであります。法的には、無電柱化の推進に関する法律(平成28年法律第112号)があり、第7条に規定する無電柱化推進計画を令和3年5月25日国土交通大臣が決定し、通達したところであります。

中央公園リニューアル事業は完成すると佐世保市民にとっても誇り高きものであり、未来の子孫に残す大いなる資産であります。至急現地調査の上、善処されますことを期待申し上げます。

【令和3年12月受付】

回答要旨

中央公園リニューアル事業に対するご期待の声をいただき感謝申し上げます。

中央公園の位置する「名切地区」は、中心市街地における貴重な緑地空間であり、また「名切通り」に象徴される豊かな景観を有していることから、今回のリニューアル事業においても、「緑の景観づくり」や「象徴的な通りの景観づくり」などを掲げ、事業者にも景観への配慮を求めています。

建設中の建物や公園の園路などのデザインについては、本市の景観アドバイザー制度を活用しながら進めているところですが、飲食店や売店においても他のロードサイド店とは異なる落ち着いた配色にするなど、事業者としても景観への配慮に努めていただいているところです。

そのような中で、ご指摘いただいた「無電柱化」についてですが、無電柱化にあたっては、道路管理者や施設管理者のみならず、電線を所有する九州電力やNTTなどの電線管理者の費用負担も生じます。

ご案内の、国の「無電柱化推進計画」においても、関係省庁、道路管理者、電線管理者、地方公共団体及び地元関係者の連携の場として「地方ブロック無電柱化協議会」を活用することなどが示されているとおり、無電柱化は広域的かつ中長期的な計画をもって効率的に進めることが肝要であることから、今回の中央公園リニューアルにおける小区間での無電柱化の実施については想定しておりませんでした。

「無電柱化」とは、道路上における電柱を減少させることとされていますが、そういった意味では、「名切通り」の道路空間ではなく公園側に電柱を設置することで「名切通り」の景観に配慮しているところでございます。

また、本市における無電柱化の状況について触れますと、国の計画において、特に近年の台風や豪雨等の災害を踏まえたレジリエンス(復旧力)強化の要請から、緊急輸送道路の無電柱化を推進することとされているように、まずは国道35号や国道204号といった緊急輸送道路における無電柱化を進められているところです。

一方で、ご指摘のとおり、無電柱化の目的の一つに「良好な景観の形成」がありますので、本市としましても、これまで、駅周辺再開発事業や高砂街区再整備事業といった道路事業や市街地開発事業等と連携した無電柱化を進めてきた経緯がございます。

今後とも、国及び県と連携し、無電柱化に関する情報収集に努めるとともに、本市の計画的な無電柱化についても議論、検討をしていくべきと考えております。

【令和4年2月回答】

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