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更新日:2023年10月4日
佐世保市のスポーツができる施設で、芝生になっているところは、東部スポーツ広場だけで、サッカー・ラグビー場は、ナイター設備がありません。
もみじが丘中央公園は、ナイターで利用する団体も多く、子どもたちも多く使っています。芝生化になれば、利用者に有益なことが多いと考えます。
また、もみじが丘中央公園に隣接する大塔小学校も芝生化することによって、より多くのスポーツイベントを開催することができると考えます。そして、散水設備や芝生設備を共有できると考えます。
芝生化にあたっては、日本サッカー協会が取り組んでいるポット苗無償提供に応募することや、ふるさと納税で資金を集めることなどを検討していただきたいです。
芝生の維持(1.散水、2.施肥、3.芝刈、4.冬場のオーバーシーディング)は、芝生維持に賛同していただける方(ボランティア)、公園の利用者、大塔小学校の児童に担っていただいたり、資金が集まれば、タイマーによる散水、ロボット芝刈り機による芝刈り、また、障がいのある方のための障がい者就労施設に受注することなどによって可能になると考えます。
【令和5年7月受付】
このたびは、「市長への手紙」に貴重なご提案をお寄せいただきありがとうございます。
公園等芝生化の具体の方策や維持管理方法について、さまざまな資料もお示しいただきました。
運動広場などの芝生化の効果につきましては、利用者の体力の増進や、ケガ・熱中症のリスク軽減などの身体的効果に加え、癒しの効果や自然への親しみなどの心理的効果があるとも言われています。
また、地域全体で公園の管理を担うという、今の公園を取り巻く現状において、画期的かつ効果的な提案であると考えます。
一方で、佐世保市が管理する公園の運動広場につきましては、多目的広場として供用しており、グラウンドゴルフ、ソフトボール、サッカーなど様々な競技においてご利用いただいているため、現状の土のグラウンドが最適であるのではないかと考えているところです。
芝生化を実施する場合には、それぞれの競技団体の意向を確認した上で調整が必要であり、また、芝生化に伴い適切な維持管理の継続が必要となることや芝生の養生期間中はグラウンドが利用できなくなることなどの課題もあり、ご提案への対応は現在のところ難しいものと考えております。
学校における校庭の芝生化につきましては、地球温暖化対策や子どもの屋外活動の促進など、さまざまな効果があると言われ、他都市においては既に先進的に取り組んでいる事例があることは認識しております。
そういう中で、○○様からもご提案いただいております最重要条件として、芝生化後の維持管理を、低コストでいかに継続していくのか、きちんとした見通しを立てておくことが重要と考えております。
芝植え、芝刈り、散水、消耗した芝の張りかえなどの作業について、地域等との協働体制が整わない場合には、教職員をはじめとする学校関係者へのさらなる負担増や、委託する場合は新たな経費増なども想定されます。
加えて、学校では子どもたちの体力向上等を目的に「使う芝生」でなければ教育的効果を十分に享受することにつながらず、運動場の使用頻度や養生期間の関係など、現在の学習活動にどのような影響や効果があるのかについて、既に取り組まれている事例等を参考に、整理する必要があると考えております。
また、本市においては特有の事情であります水事情を考慮する必要があるほか、子どもの発育など、その目的・効果を得る必要最低限の面積と地域や社会体育団体などの運動場の利用への影響、さらには、学習機会の均等という観点から市内小中学校合わせて70校すべてを芝生化する必要があり、すべての学校において先述した条件などをクリアする必要がございます。
このように、現時点では校庭等の芝生化は多くの課題がある状況ではございますが、今後の学校経営・学校運営を考えた場合には、保護者や地域住民との連携・協働による対応が今まで以上に必要となってまいります。ご提案の障がいのある方の協力体制などが実現できれば、障がい者就労支援にもつながる新たな取り組みとなるものと思います。
いずれにいたしましても、芝生化への取り組みは、学校と保護者・地域との連携・協働を推進していくよいきっかけの一つとなり得ると考えられますことから、単なる環境整備事業という視点だけではなく、総合的に勘案した中で、今回のご意見を参考にさせていただき、多方面から研究してまいりたいと考えています。
【令和5年8月回答】
都市整備部公園緑地課
教育委員会教育施設課
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