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更新日:2019年7月10日

【市長への手紙】高齢者の運転対策について

ご意見内容

昨今、高齢者の自動車事故が増加しており、不幸な事故も発生しております。高齢者の免許返還が促進される政策を行っていただきたいです。両親は市内在住ですが、2、3時間に1本の西肥バスのみ、JR、MRも通っておりません。車がないと日常生活もままならない地域に住んでおります。ゴミ袋の補助券のようにタクシー補助券の配布等や、地域循環バス、循環スーパーなど検討していただきたいです。高齢者が多いため予算等厳しいと思いますが、事故が起き、死亡者が出て悲しむ人が出る前に対策を取っていただきたいです。

私自身は佐世保を離れており、佐世保在住の高齢の両親のことが心配です。加害者になる可能性が高い年齢です。早めの対応策等とっていただければと思います。よろしくお願いいたします。

【令和元年5月受付】

回答要旨

ご意見のとおり、全国的に高齢者の痛ましい交通事故が頻発しております。

改正道路交通法が平成29年3月12日から施行され、高齢者の運転に関しましては、75歳以上で運転免許を更新される方に認知機能検査が行われておりますが、そこで「認知症のおそれあり」と判定された方は医師の診断書が必要となり、認知症と診断された場合には、免許取り消しまたは停止となります。また、状況に応じて、返納が勧められたりもしております。
返納された方については、ご本人の了承を得て長寿社会課に連絡があった場合、訪問等により生活上の困りごとなどを聞き取り、どのような対応が可能かを協議しております。しかしながら、ご指摘のとおり、運転免許が生活に必要不可欠なものとなっている高齢者の方も多く、運転を辞めるという決断が難しい実態があることも認識しております。

運転免許証返納については、県及び県警と情報交換を行っており、免許証返納促進のための政策の実施を検討しているところです。
現在の佐世保市内における免許証返納促進の取り組みとしましては、免許証返納の際に発行できる「運転経歴証明書」をお持ちの65歳以上の方が、市内のタクシーを利用した際にタクシー料金が1割引になるサービスがあり、これはタクシー協会が実施されているものです。
また、65歳以上の免許証返納者であれば西肥バス乗り放題の定期券(リフレッシュパス65)が割引になるサービスや、75歳以上の方であれば、どなたでも市内のバス路線を無料で利用できる「敬老パス」などがございます。

公共交通につきましては、全国的に利用者の減少、さらに運転士不足が問題となっている現状を踏まえますと、路線の新設や増便といった対応は残念ながら難しい状況です。しかしながら、公共交通の維持については事業者だけでなく行政にも課された重要な責務と考えております。
本年3月には、様々な調査・検討を重ねた上で、住民説明会を通じていただいた利用者の皆様のご意見も踏まえながらバス路線の再編を実施しました。また、公共交通機関から離れた地域の皆様への対応としましては、ご自宅と最寄りの公共交通機関との間を運行する予約制乗合タクシーの導入を進めており、市民の皆様の移動手段を将来にわたって確保していくための取り組みを鋭意進めております。

その他、民間団体により、スーパーの移動販売の実施や、一部地域でのまめバスの運行などが行われていますが、本市全体として取り組むべき課題と認識し、今後とも、国等関係機関の動きを注視しつつ、関係各課・関係団体と連携した対策を考えてまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

取り扱い課

保健福祉部長寿社会課

市民生活部市民安全安心課

企画部地域交通課

お問い合わせ

総務部広報広聴課

電話番号 0956-24-1111

ファックス番号 0956-25-2184

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