更新日:2021年10月20日
ここから本文です。
犬を飼うことはとても楽しいものです。
特に子犬はかわいくて、つい目が合ったらもらって帰りたくなります。
しかし、ちょっと待ってください!
犬を飼うことは思った以上にとても大変です。
子犬の時はイタズラ盛り、家具や靴を噛みボロボロになることも・・・。
子どもが世話をすると言って飼い始めても、その内飽きて保護者の方が世話をすることに・・・。
病気になったら動物病院へも連れて行かなければなりません。
医療費も人間以上にかかります。病気にならないよう予防するにもお金がかかりますし、狂犬病の予防注射は法律で飼い主に義務付けられています。
旅行に行くならば、連れて行くか、ペットホテルに預けるか、しないといけません。
家族の一員として、人間社会の一員として、しつけもしなければなりません。
また、天候に関わらず、毎日運動のため散歩に連れて行かなければなりません。
糞や尿の処理も毎日しなければなりません。
犬を飼い始めたら、その犬が死ぬ時までずっと飼いつづけなければなりません。
今は15年以上生きる犬も沢山います。飼い主は犬の最後を看取らなければなりません。
賢い犬、おりこうな犬、盲導犬などに憧れますが、実際にそういう犬や飼い主は、日々しつけをして努力をしています。
"生まれつき賢い犬"なんていないのです。つまり、すべて飼い主次第、という事です。
これだけ手がかかる犬を飼っても、誰も誉めてくれません。
手に入れる事ができるものは、犬のひたむきな愛情と楽しい思い出、それだけです。
「それだけで十分!」と思えたら、きっと犬とのステキな生活が待っているでしょう。
犬を飼い始めたら途中で止めることはできません。
これ以上不幸な犬が増えないよう、15年後も飼い続けられるか、家族の皆さんと良く話し合ってから飼うようにしてください。
東京都環境衛生課「犬を飼うってステキです-か?」より一部引用
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください