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更新日:2020年10月16日
西海橋の国重要文化財指定の答申について
本日、国の文化審議会におきまして、佐世保市と西海市に跨って架かる「西海橋」を国の重要文化財(有形文化財建造物)として指定するように文部科学大臣への答申がなされました。
西海橋は昭和30年(1955年)10月に旧建設省の直営事業として架けられたもので、橋脚と橋脚の間の長さを示す支間(しかん)が200mを超える我が国初の長大橋(ちょうだいきょう)であるとともに、初の海峡を渡る橋でした。
設計にあたっては、瀬戸の潮流の速さと40mを超える水深から橋の形状を固定アーチとし、さらに鋼材を節約するため穴をあけた構造材によるトラスアーチ式を採用するなど、さまざまな工夫が凝らされました。そして、架設にあたっては、斜めケーブルで吊り上げつつ両岸橋台からアーチを組み、中央で接合するという世界初の技術が用いられました。橋全体の形状はスケッチを繰り返し、感覚的なバランスで決定したといわれています。
このようにして組み上げられた西海橋は、当時まだ貴重だった鋼材の使用量を最小限に抑え、研ぎ澄まされたような美しさと堅牢性を併せ持つ橋として完成し、その美しく繊細なフォルムは現在においても評価されています。そして、西海橋の架橋で培われた技術と経験は、その後の長大橋建設の礎となり、天草五橋や関門海峡大橋、そして瀬戸大橋の架橋に至るまで大きな影響を与えました。このことが高く評価され、今回の答申に至りました。
なお、官報告示により指定が正式決定されますと、本市では3件目の重要文化財建造物の誕生となり、戦後に建設された橋梁としては全国で初めての指定となります。
指定となりました暁には、所有者である長崎県及び同じく西海橋が所在する西海市と共に、日本における長大橋の技術発展を示す貴重な文化財として、広く国民・市民の皆様に価値をお伝えするとともに、西海橋の保存活用に尽力してまいりたいと考えております。
最後になりましたが、西海橋の価値をお取り上げいただいた文化庁及び文化審議会委員の皆様、そしてこれまで調査にご尽力いただきました長崎大学の岡林隆敏名誉教授や、重要文化財指定にご理解とご協力をいただきました長崎県、西海市の皆様に、この場をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。
令和2年10月16日
佐世保市長朝長則男
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