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更新日:2021年2月18日

三川内焼細工技術(技術保持者:中里一郎、今村均)の県無形文化財(工芸技術)指定について

日、長崎県教育委員会において、佐世保市三川内地区で継承されております「三川内焼細工技術」、技術保持者里一郎氏、今村均氏の2名が、新たな長崎県指定無形文化財(工芸技術)に指定されました。

三川内焼工技術」のうち、中里一郎氏が得意とされる磁土で作り上げる「菊花飾細工」は、白磁の菊を竹べらで繊細に作り上げる技術として知られており、今村均氏が得意とされる「捻り細工」は、手などで白磁の龍や虫かごなどを緻密に作り上げる技術として知られております。

氏ともに、三川内地区で江戸時代より平戸藩の御用窯体制時に育まれ継承されている磁器の細工技術を、伝統的な手法によって習得、その保存・継承に努められており、「三川内焼の細工技術」の技術保持者として、長崎県指定無形文化財としてふさわしいと評価されました。

川内焼は、平成28年度に日本遺産「日本磁器のふるさと前」の構成要素として認定されており、佐世保市を代表する伝統産業であります。しかしながら、その技術は無形文化財の文字通り、形のないものであり、次世代に伝えていくことの難しさも孕んでおります。このたびの2件の県指定によって、未来へ伝えるべき貴重な文化として保存・継承が一層図られることと大変喜ばしく思いますとともに、さらに三川内地区の発展と文化財を守り伝える一助となるものと考えております。

三川内焼工技術」を評価いただいた長崎県および県文化財保護審議会委員の皆さま、関係各位および地元の皆さまに、この場をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。

型コロナウイルス感染症の拡大により、大変厳しい状況が続いている中ですが、このような素晴らしいご報告ができますことを大変うれしく思います。市としましては、この類まれな技術が長崎県の歴史を示す貴重な文化財として、そして佐世保市の宝として、後世に継承され、広く県民・市民の皆さまにお示しできるように尽力してまいりたいと考えております。

民の皆さまにおかれましては、これからも本市の文化財保護の取り組みにご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

和3年2月18日
世保市長

お問い合わせ

教育委員会教育総務部文化財課

電話番号 0956-24-1111

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