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更新日:2026年6月5日
【ご意見箱制度】長崎国際大学の支援についてと学生議会の設置案について
ご意見内容
長崎国際大学の支援が少子化の対策になるとは思いません。
長崎国際大学の支援にあてるより、幼稚園や小中学校の給食費の無償化制度を整えたり、車が通りにくい狭い道路の整備や使われていない土地、老朽化した住宅を活用して住宅地の整備を行ったりする方が、少子化対策として効果的だと思います。
また、若者の意見を政治に反映させるために長崎市で行われているような学生議会の設置して頂きたいです。佐世保市の政策について中高生が直接理由を聞いたり、意見を伝えたりすることのできる場を整えることにより、佐世保市への関心が高まると共に将来佐世保市を担う若者からの新しい視点を取り入れることができると思います。
若者の声を実際に政策に反映させる仕組みを整えることが、今後のまちづくりや定住促進に繋がるのではないでしょうか?
【令和7年12月受付】
回答要旨
佐世保市では、令和6年度から「“選ばれるまちSASEBO”を創るシティブランディング・プロジェクト」を進めています。
人口が減っているという課題に対して、「子育て(少子化対策)」という視点だけでなく「産業(しごと)」「地域資源(地域の魅力)」「文化」という4つの面から佐世保市を盛り上げようとしています。
今回、長崎国際大学の理工系学部(情報学部)設置を支援することは、単なる「子育て」の視点での少子化対策ではなく、佐世保で学び、佐世保で働く人を増やすことで、地元の産業を元気にし、まちに活気を取り戻したいという強い思いがあるからです。
初めに、長崎国際大学における理工系学部(情報学部)について、ご紹介します。
令和4年度から高校で「情報」が必修科目になりましたが、国の試算によると2030年には日本全体で約79万人のIT人材が不足すると予測されています。
更にこのIT人材の不足が、日本のデジタル化に大きな影響を与えると言われています。
このようなことから、国は全国の大学や高専にデジタルやグリーンなど成長分野への学部・学科の再編成などを進めており、今回の長崎国際大学が新たに設置する理工系学部(情報学部)も国の「大学・高専機能強化支援事業」の選定を受けて、成長分野であるIT・デジタル人材の育成に取り組むというものです。
佐世保市としては、この長崎国際大学の新学部設置について、(1)若い世代の人口流出抑制対策、(2)市内企業における人材定着を通じた地元産業の振興対策という視点から支援するものです。
次に、それぞれの視点についてご説明します。
(1)若い世代の人口流出抑制について
佐世保市では特に、高校を卒業する18歳から30代にかけた若い世代の流出が課題となっています。
今回の長崎国際大学において新たに設置される理工系学部(情報学部)では、学生定員が1学年あたり約100名、4学年で合計400名、更に教職員を含めると400名以上が在籍する計画となっています。
この約400名の若い世代が佐世保で生活し活動することは、佐世保のまちの活性化に大きくつながると考えています。
また、これまでは佐世保市はもちろん長崎県の北部地域に4年制大学の理工系学部がありませんでした。
実家から理工系学部のある大学に通いたくても、県外の大学や専門学校に進学せざるを得ない生徒さんがいる中で、長崎国際大学に理工系学部が設置されれば、市内の高校生の進学先の選択肢が増えることにもなります。
(2)市内企業における人材定着を通じた産業振興
佐世保市では、あらゆる産業で人材不足が深刻になってきています。
それは、人手不足が原因で企業が仕事を断らなくてはいけないほどの状況だと聞いています。
特に、デジタルや情報の専門知識を持った人材は、あらゆる分野の産業にとって必要不可欠な人材となっており、佐世保商工会議所や佐世保工業会などの市内の経済界からも、新たに設置される理工系学部(情報学部)から輩出される人材に期待を寄せられています。
ただし、大学に理工系学部(情報学部)が設置されても、卒業生が市外、県外にばかり就職されては市内企業の人材確保にはつながりません。
なので、佐世保市としては、この理工系学部(情報学部)の設置をきっかけとして、「企業」「大学」「長崎県や佐世保市」が一体となって、一人でも多くの方に地元の企業に就職していただけるような取組みを行うこととしています。
このような企業、大学、行政が一体となった「産学官連携」の人材育成と取組みは、大学生と地域の企業をつなげる取組みだけではないと考えています。
例えば、市内の小中学生を対象とした「大学による出前デジタルIT授業」などを通じて、幼少期から子どもたちがデジタル技術に関心を持ってもらうような取組みや、市内の高校と大学、企業が連携した授業や研究活動などを通じて、市内の高校生には市内での進学、更にその先の市内企業への就職についても思い描いてもらうことで、地域内の人材定着につなげていくような取組みも進めていくように考えています。
続いて、若者の意見を反映させる取組みについて、回答いたします。若者の視点を政策に反映させるべきというご提案は、本市のまちづくりにおいて重要であると認識しております。本市では、佐世保にゆかりのある若者が集い、「まち」の未来について語り合い、「まち」に関わる「やってみたいこと」や「私たちにできること」を具体的に考える場を通じて、いまの「させぼ」を知り、これからの「SASEBO」を考える、未来のためのプロジェクト会議「SASEBO未来デザイン会議」を令和4年度に開催しました。
この会議での若者からの提言は実際の施策へと繋がっており、市役所13階の「市民ラウンジ」の開設や、若者の活躍支援を目的としている「若者活躍・未来づくり課」の新設を実現させたところです。
その他にも、宮島市長が若者を含む市民の皆様と直接意見を交わす車座集会「SASEBO99TalkMCafè」を定期的に開催しております。
また、去る12月22日には、県内学生の自己実現やまちづくりなどに資する様々な取組みを表彰し、市長を含めたコメンテーターと意見を交わす「若者活動アワード2025」を開催するなど、若い世代の声を市政へ反映させる機会の創出に努めています。
ご提案いただいた「学生議会」のような直接対話の場は、若者が市政を「自分事」として捉え、シビックプライド(郷土愛)を育むために非常に有効な手法であると考えております。
長崎市などの事例も参考にしながら、中高生や大学生、またそれらを支える大人の方々が、本市に対して直接意見を述べられる場のあり方について、関係部署と連携し、前向きに検討を進めてまいります。
【令和7年12月回答】
取り扱い課
企画部政策経営課
地域未来共創部若者活躍・未来づくり課
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