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更新日:2022年4月15日
佐世保市内で子育てをする身体障がい者です。子どもは今年産まれたばかりの4ヶ月。日々四苦八苦しながら周りに助けられどうにか子育てをしています。
私は普段自家用車を利用するため、パーキング・パーミットを利用したり、障がい者のための福祉医療制度等をありがたく使わせていただいています。ただ、佐世保市の制度だと「障がい者が子育てをするための助成制度」というのはないことに気づきました。
左半身不自由なため、抱っこなどは抱っこ紐などの補助がないとできません。授乳に関しても、新生児の時から授乳補助具を自分で考案・作成し、色々考えてやっていますが、これから先、子どもが保育園、小学校となっていくと、自分にも子どもにもお金がかかりますし、障がい者なので、2人目が欲しいと考えても、助けてくれる人が居ないと、安心して出産もできません。
子育て世帯自体への助成制度と共に「障がい者が子育てしやすくする制度」を考えていただけないでしょうか。具体的には、出産費用の補助、保育料の軽減、ベビーカーなどの改造費の補助、ベビーヘルパー派遣事業の補助など、どうかご検討をよろしくお願いします。
【令和4年11月受付】
このたびは、「市長への手紙」に、貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございます。
ご自身で様々な工夫をされながら、懸命に子育てをされているご様子に触れ、心動かされるとともに、あらためて、子育て支援にはきめ細やかさが必要であると感じたところでございます。
本市では、○○様をはじめ皆様が安心して子育てしていただけるよう、様々な支援に努めていることころではありますが、「障がいのある方が子育てしやすい」という点においては、もう一歩踏み込んだ支援の検討についても必要ではないかと考えております。検討にあたっては、いただいたご意見を参考にさせていただきたく存じます。
なお、すでにご存知かもしれませんが、現在の佐世保市の支援について、ご利用いただければと思うものについて、いくつかご案内をさせていただきます。
まず、産前産後の相談窓口として「ままんちさせぼ」(25-9778)を開設しております。相談内容により、ママサポーターや保健師が相談や訪問による支援を行っております。ご不安な点などがあれば、気兼ねなくお電話ください。
また、子育てに不安を抱える方を対象に、訪問員が家事や育児等の支援を行う、養育支援訪問事業がございます。こちらは、申請をいただいた後に、保健師が訪問し、支援が必要と決定された方に対してサービスを提供するものです。1回あたり2時間まで、8回を上限とするなど一定の条件はありますが、無料で利用していただくことができます。
その他、産後に心身のリフレッシュを図るための、産後ケア事業(訪問ケア・デイケア(3時間・7時間)・ショートステイ(宿泊型)の各種サービス)もご利用いただくことが可能となっております。
保育料につきましては、国が示す保育料の基準額より低く設定することで、保護者の負担軽減を図っており、障がい者手帳等をお持ちの方が同じ世帯にいらっしゃる方で、低所得の方についても、保育料の軽減を行っております。
加えて、父または母に障がいがある場合は、ひとり親の方に限らず、児童扶養手当の受給対象となることがあります。
障がいの基準や所得制限がありますので、保育料については保育幼稚園課、児童扶養手当については子ども支援課へお尋ねいただければと存じます。なお、出産費用助成につきましては、加入されている健康保険団体等に出産育児一時金制度についてご相談ください。
また、介護サービスにおける育児支援の制度もございます。
障害者総合支援法上の居宅介護では、入浴や排泄等の「身体介護」と、掃除や洗濯等の「家事援助」のサービスを提供しており、一定の条件を満たす方は「育児支援」のご利用も可能となっています。サービスのご利用にあたっては、所定のお手続きが必要となりますので、障がい福祉課までお問い合わせください。
本市といたしましては、ご家庭の状況にかかわらず出産や子育てにおいて希望がかなう社会づくりに取り組んでまいりたいと考えております。○○様におかれましては、子育てに関することはもとより、生活上お困りのことなどにつきましても、いつでもご相談いただければと思います。
【令和4年1月回答】
子ども未来部子ども政策課
保健福祉部障がい福祉課
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