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更新日:2019年11月27日
署名を求めるから後援を断るというのは、多様な価値観をもつ市民社会において、表現の自由と集会の自由を、些末な理由を縦にとって裏側から規制し弾圧するものだと思います。
自治体や国に不都合な主張でも、逆に公衆に知らせる場所や時間や機会を保証していかなければ、民主主義は保たれてはいけません。
【令和元年8月受付】
このたびは、原爆展に対する教育委員会後援の是非に関し、ご意見を賜りありがとうございます。
この件につきましては、新聞等報道の記事にもありますとおり、佐世保市教育委員会として原爆展の開催そのものを否定しているものではなく、写真展、また署名活動についても問題なく開催されております。
佐世保市は、「地球環境保全平和都市宣言」において、国に対しては国是たる「非核三原則」の厳守を、核保有国に対しては軍縮の推移と核兵器の究極的な廃絶を求めることを決意し、宣言しているところです。世界平和や命の尊さ、さらには史実を伝えることは普遍的なものであり、これを写真展という形で表現されることは、市民の皆様に「平和」について考えていただける機会の提供ということで、十分後援に値するものと考えております。
このたび、教育委員会としましては、「核兵器廃絶の」署名活動を理由に後援しないとしたのではなく、これまでも署名活動全般について後援を行ってきておらず、このことは、後援についての考え方を整理した要領に基づいて判断してきたものです。
今回の本市の対応に関しましては、様々なご意見をいただきました。一つ一つ、貴重なご意見として、教育委員会のみならず市全体として共有し考えていくべきこととの認識を新たにしております。
教育委員会社会教育課
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