ここから本文です。
更新日:2020年9月29日
佐世保市の特産品である「長崎和牛」の情報を掲載しております。
九州の西端、美しく複雑な海岸線を持つ半島や島々、そして大自然に囲まれた中山間地域からなる佐世保市で、長崎和牛は生産されています。
夏は涼しく、冬は暖かい気候を生かし、1頭1頭が丹精に愛情をたっぷり注がれて飼育されています。その美味しさは全国でも認められ、第10回全国和牛能力共進会では、内閣総理大臣賞を受賞し、日本一となりました。
佐世保市北部、お茶の産地としても知られる自然豊かな世知原町で、肥育農家を営む真弓淳さん。
肥育農家は、繁殖農家から子牛を買い、出荷の時期となる生後27~30ヶ月齢まで、牛舎にて飼育します。
どんな牛でも、この時期のエサや飼育環境によって肉質が変わると言われるほど大切な期間です。真弓さんは愛情たっぷりに毎日牛たちと向き合っています。
一日に約10キロも食べるというエサは、すべて自家配合して作っています。自分でエサを作ることで、牛の肥育段階やその日の体調に応じた給与ができるそうです。
長崎生まれの牛を求めて、全国から買付けに来るという地元のセリ市。真弓さんは、その牛の血統をはじめ、発育状態、また肉付きの全体バランスを見て決めるそうです。
子牛は、ストレスを感じさせないように、約半年間牛舎に隣接するパドックで放し飼いにしています。その後、スムーズに牛舎に慣れるよう、肥育までの飼い慣らしの期間はゆったりと過ごさせます。
佐世保市は、県内有数の畜産地帯であり、繁殖から肥育までを行う市内一貫の生産地でもあります。
恵まれた大自然の中で、佐世保で生まれ、佐世保で育った、こだわりの「長崎和牛」は本市が誇るオンリーワンの産品です。
【生産状況】
本市の肉用牛飼育は、繁殖経営と肥育経営にわかれています。
柔らかな食感、ジューシーで脂の口溶けがたまらない長崎和牛は、ステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きなど、肉の旨みがしっかりと味わえる食べ方がおススメです。
平成24年に開催された5年に1度の和牛のオリンピックである第10回全国和牛能力共進会肉牛部門で「長崎和牛」は内閣総理大臣賞の栄冠に輝き、名実ともに日本一の称号をいただいております。
九州は和牛大国で、黒毛和種をはじめ、褐毛和種等約77万頭が飼育されています。そのうち長崎県では約6万1千8百頭が飼育され、九州では4番目に多く、全国(約164万2千頭)で8番目の数です。(農林水産省畜産統計平成28年2月1日調査)
更に、長崎県県北地域では、肥育牛約4千頭が飼育され、年間約3千頭の「長崎和牛」が生産されています。また、「長崎和牛」の素となる子牛は、離島部を含む全域で生産され、年間約9千頭の子牛が県内はもとより、九州内をはじめ全国各地の肥育農家に購買されています。
県内各地で開催される子牛市場では、全国トップクラスの種雄牛を親に持つ優秀な子牛を求めて、全国から買いつけに来られます。
子牛市場に出荷されるまで、子牛は、繁殖農家のもとで、約8~10ヶ月間手塩にかけて育てられ、高い評価を受けています。
県外へ売られていく子牛は、約70%近く(※平戸口家畜市場統計)もあり、全国トップクラスの銘柄牛も実は、生まれが長崎県ということもしばしば。それくらい長崎生まれの子牛はすごいのです。
11月29日は、語呂から「いい肉の日」とされています。に「させぼ生まれ・させぼ育ちの長崎和牛を食べよう!」を合言葉に、長崎和牛の消費拡大と産地のPRを行っています。
長崎和牛のお求めは、お近くの長崎和牛指定店へどうぞ!
肥育の様子
放牧の様子
枝肉共励会の様子
金賞を受賞した枝肉
金賞受賞枝肉の断面
共進会の様子
11月29日「いい肉の日」の長崎和牛の贈呈
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください