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更新日:2022年2月10日
佐世保市の特産品である「世知原茶」の情報を掲載しております。
世知原茶が生産されている佐世保市世知原町は、県北最高峰の国見山(777m)を有し、当町を源流とする県内最長の佐々川が町内中心を流れています。
茶栽培は、特に冬は積雪や道路凍結が多い標高250m~450mの山間地で行われています。
朝・晩の寒暖差が大きく、冷涼で霧深い世知原町は、高品質なお茶が育つ環境を有しています。
世知原茶の製造方法は、「蒸し製玉緑茶(むしせいたまりょくちゃ)」です。
荒茶(あらちゃ)製造工程の途中までは煎茶と変わりませんが、精揉(最後に形をまっすぐに整える)工程がなく、回転させながら熱風で茶葉を乾燥させるため、丸くグリっとした形状に仕上がったお茶となります。これを「玉緑茶」と呼び、茶葉の形状から「グリ茶」と呼ばれることもあります。
渋味が少なく、まろやかな味わいが特徴です。
蒸し製玉緑茶は、全国の緑茶生産量の4%程度しか生産されていない、大変希少なお茶です。
冷涼な地域で栽培されている世知原茶は、主に1、2番茶までしか摘みません。しかし、茶樹が十分に休眠することは、休眠中に蓄えた養分を翌年の一番茶へ持たせることができるため、良質な茶葉ができます。
また、その茶葉をミル芽(若い芽)で摘むことにより、高冷地特有の爽やかな香りと、蒸し製玉緑茶特有の濃厚な旨味をもった世知原茶ができあがります。
昔から、生産から加工、販売までを行い、生産者の顔が見える安全・安心なお茶づくりを行われています。それぞれの生産者は独自の肥料配合で茶葉を生育し、加工でも蒸しの時間、火の入れ方などこだわりを持ち製茶しているため、味わいに違いがあります。
令和4年1月現在、佐世保市内で「世知原茶」を販売している店舗は下記のとおりです。
高冷地で栽培されているため、1、2番茶までしか生産せず、生産量こそ少ないですが、品質にこだわった茶の栽培を行っています。
【主な全国茶品評会での受賞歴】
平成3年、平成17年に全国茶品評会で農林水産大臣賞受賞(日本一)。
平成8年に同品評会で産地賞受賞(産地として日本一)。
冷涼・湿潤な気候で栽培され、冬場は茶園が雪化粧することもあります。
佐世保市世知原町内のすべての茶舗が出店し、通常よりもお求め安い価格で新茶が購入できます。
いろんな新茶を飲み比べて、お好みの世知原茶をお求めいただけます。
【開催時期】毎年5月の最終土曜日と日曜日
【開催場所】世知原交流広場(世知原町国見の郷の近く)
平成19年に「全国茶サミットinSASEBO」、平成29年に「全国お茶まつり長崎大会」を佐世保市で開催し、全国へ世知原茶の情報発信を行いました。
茶に最適な環境で育まれた世知原茶の新芽
旨味を引き出すための被覆栽培
茶品評会で日本一を目指した手摘みの様子
乗用型摘採機での茶摘みの様子
摘採した生葉
製茶の様子
新植の様子。収穫できる成木になるまで5年ほどかかります。
ジャンボ急須です。インスタ映えします。
世知原茶をお召し上がりください。
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