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更新日:2021年7月19日
現在、宇久島ではメガソーラー事業と併せ風力発電事業が進められているとお聞きしています。これらは地域振興の一つとして重要な事業であると貴市は認識されているように感じております。
しかし、9月の市議会で市議さんも類似の質問をされていましたが、島の4分の1を占める国内最大級のエネルギー施設を設置したあとのビジョンがよくわかりません。
宇久島の観光資源は、西海国立公園にもふくまれている、大自然だと認識しておりますが、議会では、現在の観光資源である自然や景観といった議論がされているように見えず、とても不思議に感じております。
また、これからの宇久島の在り方として、テレワーク環境の促進等お答えされておりますが、将来移住を考える身としては、やはり、メガソーラーが乱立する島よりは、ほかの島のほうが価値があるように見えてしまいます。
ドローンによる空撮、将来的には空飛ぶ車も出てきそうです。空からの景観も気になります。これまで自然を生かしてきた宇久島観光はどのようになっていくのでしょうか。
【令和3年2月受付】
このたびは、「市長への手紙」にご意見をお寄せいただきありがとうございます。
ふるさと宇久島への思いのこもったご意見をいただきました。
まず、お問合せをいただきました発電にかかる2つの事業につきましては、「民間の開発行為」であり、基本的に関係者間で合意し、許認可等の法的手続きが完了され、具体的な権利侵害や被害の訴えがなければ、通常の経済活動として進められるものと認識しております。ただ、法令等に抵触すると考えられるような部分があれば、行政としましては適切に指導等を行ってまいります。
また、今回の事業の内、メガソーラー事業については、令和2年4月1日以前からの事業であるため、環境省の環境アセスメントの対象外になりますが、事業者が自主的な環境アセスメントを実施されておりますことから、自然環境や住環境にも配慮した取り組みを行われるものと考えております。
お尋ねの宇久島の観光振興としましては、ご認識のとおり、主に美しい自然や景観等を観光素材として、一般社団法人宇久町観光協会が主体となって、体験や民泊を軸に事業を推進しており、本市としましても、長崎県及び公益財団法人佐世保観光コンベンション協会とともに支援をしているところです。
メガソーラーや風力発電事業については、まずは地元の合意形成が必要であると考えており、現状では市としても方向性を示すことが難しい状況です。これらの事業が宇久町の観光振興にどれ程の影響を及ぼすのかについては、現段階において明らかではございませんが、今後も、庁内関係部署間の連携を図り、必要に応じて住民の皆様や関係する方々の意向を伺いながら、宇久町観光協会や関係機関とともに観光振興に取り組んでまいりたいと考えております。貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございました。
【令和3年3月回答】
観光商工部観光課
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