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更新日:2019年12月13日

【市長への手紙】石木ダム建設の強制収用について

ご意見内容

石木ダム建設計画に伴う土地家屋の強制収用の話が出ていますが、これに人権的な理由で強く反対いたします。絶対にこの非人道的なやり方を県とともに強行しないでください。

佐世保市の利水が大きな目的となっていますが、利水に関しては石木ダムを建設してしまう以外の方策を真剣に考えるべきです。現に国内の各自治体が節水や利水に関してダムに頼らない様々な対策を講じています。

佐世保市は民官学が連携して、環境や人権を害さない利水で日本一、世界一を目指してはいかがでしょうか。その力は十分にあると思います。そのほうが佐世保は活気づくと思います。ぜひ市長にはそれをリードしていただけないかとお願いいたします。

【令和元年9月受付】

回答要旨

本市の水源対策につきましては、地域住民の皆様の生活や環境にできる限り影響しない方策がないかについて、これまでもダム以外の方策として、地下タンクの検討や地下水の利用、海水淡水化など様々な検討を行ってまいりました。

しかしながら、どの方法においても、地形的な問題や適地がないという理由などから有効な策が見つかりませんでした。ダムにつきましても、県北地域で適地がないかの調査を行った結果、地質の状態や河川への流れ込みの状況等から石木川以外にないとの結論に至っております。

また、現在本市にあるダムは、ダムそのものの老朽化に加え、送水管やバルブなどの機械的装備の錆や腐食が激しいこと、土砂が堆積していることなどの課題があり、これらの対策を進めるためには、ダムの運用を休止する必要がありますが、現在の佐世保市は、水源不足のため老朽化対策に着手することができない状況にあります。

結果として、本市としましては、石木ダム建設事業に取り組んでいるところでございます。

石木ダム建設計画当初は、多くの地権者の方々が事業に反対されていらっしゃいましたが、地元川棚町の洪水対策の必要性はもとより、本市の水源不足の実態を目の当たりにされ、これまでに約8割の方々が事業にご理解をいただき、苦渋の決断の中、土地の提供をしていただきました。

今後も引き続き、長崎県及び川棚町と連携し、事業への理解が得られるよう努めてまいる所存でございます。

取り扱い課

水道局水源対策・企画課

お問い合わせ

総務部広報広聴課

電話番号 0956-24-1111

ファックス番号 0956-25-2184

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