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更新日:2019年12月13日
小学生の子どもを「きこえとことばの教室」に通わせていただいていますが、先生方は専門職の免許のない教員の方ばかりと聞きました。
先生方には大変熱心に指導していただいていますが、どの教室もたくさんの言葉の訓練をする子どもがいます。言語聴覚士のような免許を持った方が主で計画を立て、周りのサポートを他の先生で行うようにするともっと教室の意義があるのではないでしょうか?
それから、「ことばの教室」は、夏休みのような長期休業中は閉館しますが、休みが入ると訓練の意味がありません。実際に娘も逆戻りでした。休み中も教室に通える体制をつくってほしいです。
【令和元年10月受付】
日頃から本市教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、心から感謝を申し上げます。
このたびは貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございます。
言語聴覚士の専門性を活用した指導体制が構築できれば、子ども達への指導がより充実するということにつきましては、ご指摘のとおりでございます。言語聴覚士による指導に関しましては、本市としましても喫緊の課題と認識しておりますが、現在のところ、資格を保持した人材の確保が困難な状況にあります。
そのような中、担当の専門性向上に関する研修の継続及び積み重ねが必要と考え、現在、ことばの教室の担当職員を対象とした研修の充実を図っております。
平成30年度では、年間17回の研修会において、「難聴・言語教育に関わる研究会」への参加をはじめ、「言語関係の検査の研修」「構音実技研修」「人工内耳・補聴器に関わる研修」「言語発達遅滞の評価と支援」「吃音児の理解と支援の実際」「ことばの育ちを支援する臨床相談の実際」「難聴学級の学級経営」等、多岐にわたる内容の研修を受け、専門性を高めております。このことは、日々の子どもたちへの指導に、確実に反映されておりますので、安心して指導を受けていただきたいと思っております。
次に、「長期休業中も閉館せず、教室に通える体制をつくってほしい」というご要望についてですが、現在、「きこえとことばの教室」は清水小学校に、「ことばの教室」は花高小学校、相浦小学校、猪調小学校に設置されており、児童に合わせた特別なカリキュラムの下、教育活動として指導しております。
長期休業に入ると訓練の積み重ねが中断し、お子様の状態が「逆戻り」になるというご心配をおかけしておりますが、それまでの指導の成果を維持・伸長するために、長期休業中にご家庭でできる訓練方法を、担当の先生に相談された上で実施いただくなど、ご協力をいただきたくお願い申し上げます。
今後とも、子どもたちと向き合い、研修等を重ねて充実した指導となりますよう努めてまいりますので、ご多忙な中とは存じますが、子どもたちの通級に向けて変わらぬご支援、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。
教育委員会学校教育課
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