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更新日:2024年9月12日
年間の食中毒の患者数の約半分はノロウイルスによるものですが、うち約7割は11月~2月に発生しており、この時期の感染性胃腸炎の集団発生例の多くはノロウイルスによると考えられています。現在、佐世保市内でノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が多発しています。
飲食店や給食施設等でノロウイルスによる食中毒が発生すると、大規模な食中毒事件となることがあるため注意が必要です。ノロウイルスの特性を知り、予防対策を実施しましょう。
ノロウイルスは胃腸炎症状を引き起こすウイルスで、感染力が非常に強く、わずか数個~100個のウイルスで発症します。1~2日の潜伏期の後、吐き気・嘔吐から始まり、腹痛・下痢・発熱が起こります。感染しても症状が現れない人もいるため注意が必要です。
ノロウイルスに感染した人が調理などをして汚染された食品を食べて口から感染する場合がほとんどです。
感染者の便や吐物に触った手指を介して、ノロウイルスが口から入ってしまうことで感染します。便や吐物との接触だけでなく、感染者が触れたものに間接的に触れることでも感染する可能性があります。
感染者の便や吐物を処理する際などに、飛び散ったノロウイルスを吸い込むことで感染します。
感染者の便や嘔吐の処理が不十分で残っていると、それらが乾燥して細かい粒子となって空気中を漂い、吸い込んでしまうことで感染します。
注)症状が治まっても、その後1週間から1ヶ月程度は、便の中にノロウイルスが排泄されることが知られています。二次汚染にも注意が必要です。
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