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更新日:2025年4月28日
この度、本市を流れる小森川の一部区間(三川内地区)が、環境省の「自然共生サイト」として認定されたことをお知らせします。
これは、当該エリアの生物多様性の豊かさと、これまでの地域の皆様、市民団体、市の取り組みが高く評価されたものであり、長崎県内では4番目の認定となります。
この認定を励みに、今後も豊かな自然を未来へ引き継ぐため、市民の皆様とともに保全活動に取り組んでまいります。
認定されたのは、伝統工芸品『三川内焼』の産地として知られる三川内地区を流れる小森川の一部区間(今福橋~新行江農道橋)です。
周辺には水田が広がり、清らかな水辺には多様な生き物が生息するなど、豊かな里地里山の自然環境が広がっており、古くから地域の人々の暮らしを支え、憩いの場や子どもたちの自然体験の場として親しまれています。
世界的に生物多様性(多様な生き物のつながり)の損失が問題視され、豊かな自然を取り戻す「ネイチャーポジティブ(自然再興)」と、その国際目標「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」(2030年までに陸と海の30%以上を保全)達成が急がれています。
このため日本では、国立公園などの「保護地域」に加え、企業や地域、団体、個人などが守り育ててきた身近な自然にも光を当て、その価値を評価し保全する取り組みを進めています。
その具体的な制度が「自然共生サイト」です。これは、企業有林や里地里山、都市緑地など、法律上の「保護地域」以外で、多様な主体が生物多様性の保全を図っている区域を、国(環境省)が認定するものです。
この認定は令和5年度に始まりましたが、令和7年4月からは自然共生サイトを法制化する新しい法律「地域生物多様性増進法」が施行されたことから、今後はこれまでの認定サイトに加え、この新法に基づいて生物多様性保全・回復の計画が認定された区域も「自然共生サイト」となります。
今回の「自然共生サイト」認定を新たな出発点とし、小森川をはじめ本市の豊かな自然を未来へ引き継ぐ取り組みを進めます。
認定エリアの自然に親しんでいただけるよう、自然観察会などのイベントを開催します。また、市民の皆様にもご協力いただきながら、エリアの環境を見守るためのモニタリングを実施します。こうした活動の状況はホームページ等で積極的にお知らせし、皆様の環境保全への関心を深める一助となるよう努め、将来的には、市内全体の生物多様性を守り育む活動へと繋げていくことを目指します。
本市の豊かな自然を守り、次世代へ手渡していくためには、今後の活動に対して市民の皆様のご理解とご協力が不可欠です。市民一丸となって、私たちのまちの豊かな自然を未来へつないでいきましょう
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