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更新日:2021年6月4日

佐世保市の平和に関する都市宣言

平和宣言

巨億の国帑(こくど)と、60年の永きに亘り営々として構築された旧軍港は専ら戦争目的のみに供用せられてきた。

膨大なる軍工廠を擁し、軍都として発展してきた佐世保市は、人口30万に達する大都市となった。然るに今次大戦は日本を殆ど破滅の状態において終末を告げ数代に亘ってここに定着した市民は住むに家なく、帰るべき故郷は既になく荒廃した惨状の中に失業の群衆と化し去った。

解体艦船のスクラップの山、半壊の建物の群は、これを眺める市民に戦争の惨禍と無意義さを泌々(しみじみ)と訴えるのである。

日本は新憲法により非武装平和国家を中外に宣言した。

佐世保市は玆(これ)に180度の転回をもってせめて残された旧軍財産を平和と人類の永遠の幸福のために活用し、速やかに平和産業都市、国際貿易港として更生せんことを冀(こいねが)うのみである。

市民はその総意をもって港を永久に平和港として育成することを、ここに宣言する。

昭和25年1月13日議決

平和都市宣言

佐世保市は人類の福祉と平和共存を希求する全世界の人々と相携えて世界の恒久平和の実現に努力することを宣言する。

昭和35年9月28日議決

地球環境保全・平和都市宣言

私たち、佐世保市民は、平和で安全な市民生活と美しい郷土を守り、人類の繁栄と世界の恒久平和が実現されることを希求する。

然るに、科学技術の発達は、人類に豊かさと利便さを与えた反面、これを背景とした軍備と経済活動の拡大は、生態系破壊の危険と飢餓・貧困の社会問題をもたらしている。

とくに、人間を含む地球上の全ての生物の平和と生命を守るために、今日ほど、全人類がその叡知を働かせ、地球の環境保全、核戦争の防止、省資源、省エネルギーに努力することが求められたことはない。

私たち、佐世保市民は、このような認識にたち、全市民が一致し、その解決に努力しているが、今日の世界では自然環境の破壊が人類生存への大きな脅威となっており、又核兵器は依然として存在していることに鑑み、国に対しては国是たる「非核三原則」の厳守を、核兵器保有国に対しては軍縮の推進と核兵器の究極的な廃絶を求め、全世界に対しては美しい地球で平和な日々が送られるよう、相携えて努力することを決意するものである。

ここに、佐世保市は「地球環境保全・平和都市」を宣言する。

平成元年12月21日議決

お問い合わせ

市民生活部人権男女共同参画課

電話番号 0956-24-1111

ファックス番号 0956-25-9703 

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