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更新日:2020年9月29日

【市長への手紙】IR事業推進が今本当に必要でしょうか?

ご意見内容

新型コロナウイルスによる感染症がこれまでの日常を破壊しまくっています。インバウンド観光に支えられていた日本の経済も2桁のマイナス・・・もう人様の財布をあてにした経済だけではどんだけ危ういのか十分学習しなければならないと思います。国の施策に乗って、人を集める箱ものを作って、カジノで儲けて・・・それが本当に佐世保に必要でしょうか?

佐世保がたとえカジノの街としてアジアに名を馳せてもちっとも嬉しくありません。それは私だけではないと思います。もっと地に足のついた地味でいいから産業を、人を育てる佐世保であってほしいです。

【令和2年7月受付】

回答要旨

新型コロナウイルス感染症の拡大は、市民の皆様の生活に多大な影響を及ぼしており、この厳しい状況を一日も早く終息させ、元気な佐世保を取り戻すため、皆様のご協力をいただきながら、市民生活支援と経済対策に全力を注いでいるところです。

そのような中におきましても、長崎県(佐世保市)では人口の減少・所得の低下・地域活力の低下といった構造的な課題に直面しており、経済の活性化や雇用創出等を促進していくことが不可欠であります。

九州・長崎IRを実現することにより、新たな質の高い雇用が生み出されることによる定住人口の増加や、多種多様な物品やサービスが地元企業へ発注されるなど、本市の地域経済に大きな効果を与え、地域活性化の起爆剤として地方創生に繋がるものと考えています。

日本型IRは、単なるカジノ解禁ではなく、世界の人々を惹きつけるような魅力を高め、大人も子どもも楽しめる新たな観光資源を創造するものでなければならず、これまでにないスケールとクオリティが求められています。

そのため、本地域にIRが実現した際は、国内外からの誘客の基盤となり、高い経済波及効果や雇用創出効果、さらには定住人口の増加が期待でき、本地域が抱える課題解決に繋がるものと考えています。

一方で、IRにおいては、区域の一部にカジノ施設が設置されることで、ギャンブル依存症や治安維持等の懸念事項により反対される方がいらっしゃることは承知しています。

そのため特定複合観光施設区域整備法(IR整備法)においては、入場回数の制限や入場料の徴収、マイナンバーカードによる本人確認等の依存症対策、不適切な者に対する利用禁止・制限、カジノ施設周辺の監視・警備等の治安維持対策、カジノ免許申請者(役員含む)に反社会的勢力等が含まれていないか等の審査、マネーロンダリング対策などの組織犯罪対策など世界最高水準のカジノ規制が導入されています。

本市としましても、カジノ施設における懸念事項を最小化するために対策をしっかりと講じ、本地域に経済効果、雇用創出効果、さらには定住人口の増加が最大限に発揮できるようなIRの整備を目指していきたいと考えております。

また、本市では、新たに「第7次佐世保市総合計画」を策定し、令和2年4月からスタートさせています。この総合計画では、「しごと」と「ひと」が相互に循環し、新たな人の流れが生まれ、「まち」が活力を取り戻し、「くらし」やすいまちを作ることを目指しており、正に、○○様のご意見にありますように、「産業や人を育てる佐世保」であることを大切にしていきたいと考え、幅広い分野で取り組みを進めているところでございます。

 

取り扱い課

企画部IR推進室

お問い合わせ

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電話番号 0956-24-1111

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