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更新日:2020年9月29日
佐世保市と佐世保市教育委員会が原爆写真展の後援を断ったと報道で聞きました。この対応には本当に驚かされました。なぜ政治に忖度する理由があるのでしょうか?全く理解できません。
理由があるのでしたら、新聞書面または、佐世保市広報としての正式なコメントをホームページへ掲載願います。
【令和2年7月受付】
このたびは、原爆写真展に対する佐世保市及び佐世保市教育委員会後援の是非に関し、ご意見を賜りありがとうございます。
この件につきましては、市及び教育委員会として、原爆写真展の開催そのものを否定しているものではなく、世界平和や命の尊さ、さらには史実を写真展という形で表現されることは、市民の皆様に「平和」について考えていただける機会の提供ということで、市としても後援できるものと考えております。
今回、当該展覧会が後援には至らなかった理由は、該当の催し企画が写真展だけでなく、主催者が推進する特定の取り組みに対し、賛同を求める行為として「署名活動」が予定されていたことによります。
人・団体にはさまざまな考え・主義・思想・活動があります。これを主張されることは各々当然の権利であり、保護されるものでありますが、特定の主張に対し「賛同者又は反対者を募る」という活動に関しては、教育行政として「いずれも法等に反しない限り妨げはしないものの、ひとつの考え方を求める活動に“後援”という応援支持を行うことは適当でない」との判断に基づいております。
その上で、本市教育委員会の後援は、「共催・協賛・後援の承認取扱要領」に基づき処理を行っており、要領中の「事業の中に署名活動が含まれるものについては後援しない。」という基準により今回の結果に至りました。同じく、佐世保市も教育委員会の「共催・協賛・後援の承認取扱要領」を準用し、判断したものです。
なお、写真展開催についての公園使用許可は出してありますので、写真展の開催に支障をきたすことはないと考えています。(※写真展は8月8日に開催されました。)
佐世保市は、「地球環境保全平和都市宣言」において、国に対しては国是たる「非核三原則」の厳守を、核保有国に対しては軍縮の推移と核兵器の究極的な廃絶を求めることを決意し、宣言しており、今年は、被爆から75年という節目の年ということで、原爆被爆の悲惨さや平和の尊さを後世に伝えるため、7月20日から8月15日まで市役所にて「原爆写真パネル展」を開催し、広く市民の皆様に、原爆投下の歴史的事実を風化させないための周知に努めています。また、昨年11月24日に来県された、ローマ教皇の写真パネル展も同時に開催しているところです。
平和を希求する想いは、言うまでもなく○○様のご意見と一致するところでございます。
市民生活部人権男女共同参画課
教育委員会社会教育課
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