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更新日:2019年9月2日

水害時の衛生対策と消毒方法について

  • 「浸水した家屋の感染症対策について」
  • 「清掃作業をされる方へ」
  • 「浸水した家屋を清掃される方へ」

について、厚生労働省から注意喚起の広報があっておりますので、以下をご覧ください。

 

【関連リンク】厚生労働省『被災した家屋での感染症対策

 厚労省_被災した家屋での感染症対策

 

<リ―フレット>

リーフレット_浸水した家屋の感染症対策_リーフレット_清掃作業をされる方へ_リーフレット_浸水した家屋を清掃される方へ

台風や集中豪雨などにより、家屋等が浸水した場合、洗浄や消毒が必要になる事があります。

1.家屋等が浸水した場合

豪雨等により家屋などが浸水した場合、洗浄や拭き取りにより十分に汚れを除去して、乾かした後、消毒するようにしてください。

(消毒は、汚れのない状態でないと、効果を発揮することができません。)

2.衛生対策について

家屋等が浸水した場合、次のとおり洗浄及び衛生対策を行ってください。

【1】床上の場合

(1)水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けてください。

(2)汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きするなどしてください。

(3)食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流してください。

(4)食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ってください。

【2】家の周囲や床下の場合

(1)汚泥や不要なものなどを片付けてください。

(2)庭木や外壁についた泥は、水で十分に洗い流してください。

(3)床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くしてください。

(4)床下はスコップや流水を用いて汚泥を取り除いた後、雑巾などで水気をなくし、扇風機などにより強制的に換気し、乾燥させてください。

※床下や庭などの消毒は原則不要です。

【3】食中毒、感染症の予防について

  • 受水槽は、安全と衛生を点検・確認してから使用してください。
  • 水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった要冷蔵・冷凍食品はできるだけ廃棄してください。
  • からだに異常を感じたら早めに医療機関で受診してください。
  • 食事の前や用便の後などは、しっかりと手を洗ってください。

3.消毒方法について

消毒薬は、過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。使用は必要最小限としましょう。使用の際には、取り扱い説明書に従い、事故が起こらないよう注意してください。

【家庭で使いやすい消毒薬とその使い方】

お近くのドラックストアやホームセンター等で購入できます。

塩化ベンザルコニウム(逆性石けん)10%
  • 使用濃度0.1%(薬液を100倍になるように水で薄める。)
  • 家具や床などの消毒に適しています。
  • 雑巾に浸して拭いてください。(ゴム製品、皮革製品への使用はさけてください。)
  • ドラッグストアや薬局で購入できます。

 

次亜塩素酸ナトリウム6%(家庭用塩素系漂白剤など)
  • 使用濃度0.02%(薬液を300倍になるように水で薄める。)
  • 飲食器具等の消毒に適しています。
  • 薬液に5分程度浸した後水洗いしてください。(金属には使用できません。)
  • ドラッグストアや薬局、ホームセンターで購入できます。

 

アルコール系消毒薬(速乾性すりこみ式のものなど)
  • 使用濃度70%以上のもの(薄めずそのまま使用する。)
  • 手指等の消毒に適しています。乾燥した状態の手指に消毒液をつけてしっかりすりこんでください。
  • ドラッグストアや薬局、ホームセンターで購入できます。

<参考>消毒方法の例

色々な濃度のものが市販されているので稀釈倍率には注意してください。

 

<参考>消毒方法の例

消毒対象

消毒薬

調整方法(例)

使用方法

屋内
(汚水に浸かった壁面や床、家財道具)

0.1%塩化ベンザルコニウム
(逆性石けん)
10%塩化ベンザルコニウム
10mlに水を加えて1Lとする。

泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させた後、薄めた液を浸した布などでよく拭く。(噴霧器を使用する場合は、濡れる程度に噴霧する。その後、風通しをよくしてそのまま乾燥させる。)

消毒は汚れが残っていたり、濡れている状態で行うと十分な効果を発揮することができません。

食器類 0.02%次亜塩素酸ナトリウム
(家庭用塩素系漂白剤でも可)
6%次亜塩素酸ナトリウム
4ml(ペットボトルのキャップ1杯)を水1Lに加える。

食器等を水洗いした後、消毒液に5分以上浸し、水でよくすすいで乾燥させる。

手指
(汚れた箇所や土などに触れた後)
アルコール系消毒薬
(速乾性すりこみ式)
薄めず、そのまま使用する。

流水で汚れを洗い流した後、石けんでよく洗い、流水でよく洗い流す。

その後、乾いたタオルなどで水分をふきとり、アルコール系消毒液で消毒する。

 

  • 消毒薬を取り扱う際にはゴム手袋などを使用するともに、皮膚や目にからないように注意してください。また、皮膚についた場合、水と石鹸でよく洗い流し、目に入った場合は、水で15分以上洗い流し、医師の診察を受けてください。
  • 消毒液をペットボルへ移し替えないでください。誤って飲んでしまう事故につながることがありますので、必ず使い切ってください。また、他の消毒液や洗剤と混ぜないでください。
  • 消毒液の入っていたバケツやじょうろなどは、使用後、十分に水で流してください。
  • 床下の消毒・乾燥用に消石灰を撒くことついては、方法や効果について明確に示されたものがありません。消石灰は、水に溶けると強アルカリ性となるため、使用する場合には、目や皮膚につかないように、また、口に入らないよう十分注意してください。


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お問い合わせ

保健福祉部生活衛生課

電話番号 0956-25-9716

ファックス番号 0956‐23‐8013

保健福祉部健康づくり課

電話番号 0956-24-1111

ファックス番号 0956-24-1346 

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