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更新日:2025年11月12日
慢性腎臓病は、長い年月をかけて次第に腎機能が低下していき腎臓の働きが悪くなる病気です。成人の約5人に1人いるとされ、新たな国民病とも呼ばれています。ほとんど症状がないことが多いため、早期発見と予防が重要です。
そのため、健診を定期的に受けて、経年的に自分の腎臓の状態を把握しておくことはとても大切なことです。また、糖尿病・高血圧などの生活習慣病は腎機能の低下につながります。生活習慣を改善して腎臓を守りましょう。
場所:背中側の腰上のあたりに左右に1つずつある
重さ:120~160g大きさ:握りこぶしくらい形:そら豆のような形
働き:1.老廃物を取り除き、尿をつくる
2.血圧を調整する
3.血液を作る指令をだす
4.強い骨をつくるためにビタミンDをつくる
5.体液の量やミネラルのバランスを調整する
尿検査…たんぱく尿や血尿といった尿の異常が見つかることがあります。
血液検査…血中窒素濃度や血清クレアチニン値を調べることができます。
「慢性腎臓病の診断」(日本腎臓学会診療ガイド2024より)
1.2.のいずれか、または両方が3か月以上持続する。
1.尿異常、画像診断、血液、病理で、腎障害の存在が明らかで、特に蛋白尿などがでている。
2.GFR※60mL/分/1.73m2未満
(GFR:腎臓がどれくらい働いているかの数値。血清クレアチニン値より導くことができます。)
慢性腎臓病は進行すると徐々に腎臓の機能が失われ、回復する見込みはほとんどありません。慢性腎臓病の発症には高血圧や糖尿病などの生活習慣病が深く関係し、進行すると脳卒中や心筋梗塞などが起こりやすくなります。さらに進行すると、透析療法や腎臓移植などが必要になります。
定期的に医療機関を受診されている方は、主治医の指示に従いましょう。
下記の長崎県のホームページにおいて、「腎臓内科、透析を行っている医療機関一覧」「腎臓専門医がいる医療機関一覧」が掲載されておりますので、参考にしてください。
佐世保市国民健康保険加入者の方は、下記も参考にしてください。
令和6年11月8日(土曜日)に大塔イオン1階オルベネ横においてイベントを開催し、122名の方に参加いただきました。野菜の摂取や減塩に取り組むことは腎臓の機能を守ることにもつながります。今回のイベントを通じて、日々の生活習慣を振り返るきっかけにしていただければと思います。
腎臓のことや、腎臓のはたらきを知る検査、腎臓を守る生活習慣についてパネルを掲示しました。そのほか、「ラーメンの汁をどれくらい飲むか」や「すしにどれくらい醤油をつけるか」など皆さんの食生活についておたずねしました。
ベジチェック(野菜の推定摂取量測定)
ソルセイブ(どれくらいうす味を感じることができるかをチェック)
みそやしょうゆ、塩、ドレッシング、魚肉ソーセージ、かまぼこ・・・など食品コーナーを巡って「減塩商品」や「塩分〇〇%カット」と表示されている商品を探してもらいました。
世界腎臓デーに合わせ、例年すこやかプラザと市役所を結ぶ連絡通路において、腎臓に関するパネル展示、チラシやパンフレットの掲示を行っています。
令和6年度は令和7年2月25日から3月19日に実施しました。


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