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更新日:2024年11月27日
慢性腎臓病は、長い年月をかけて次第に腎機能が低下していき腎臓の働きが悪くなる病気です。成人の約8人に1人いるとされ、新たな国民病とも呼ばれています。ほとんど症状がないことが多いため、早期発見と予防が重要です。
そのため、健診を定期的に受けて、経年的に自分の腎臓の状態を把握しておくことはとても大切なことです。また、糖尿病・高血圧などの生活習慣病は腎機能の低下につながります。生活習慣を改善して腎臓を守りましょう。
場所:背中側の腰上のあたりに左右に1つずつある
重さ:120~160g大きさ:握りこぶしくらい形:そら豆のような形
働き:1.老廃物を取り除き、尿をつくる
2.血圧を調整する
3.血液を作る指令をだす
4.強い骨をつくるためにビタミンDをつくる
5.体液の量やミネラルのバランスを調整する
尿検査…たんぱく尿や血尿といった尿の異常が見つかることがあります。
血液検査…血中窒素濃度や血清クレアチニン値を調べることができます。
「慢性腎臓病の診断」(日本腎臓学会診療ガイドライン2018より)
1.2.のいずれか、または両方が3か月以上持続する。
1.尿異常、画像診断、血液、病理で、腎障害の存在が明らかで、特に蛋白尿などがでている。
2.GFR※60ml/分/1.73m2未満
(GFR:腎臓がどれくらい働いているかの数値。血清クレアチニン値より導くことができます。)
慢性腎臓病は進行すると徐々に腎臓の機能が失われ、回復する見込みはほとんどありません。慢性腎臓病の発症には高血圧や糖尿病などの生活習慣病が深く関係し、進行すると脳卒中や心筋梗塞などが起こりやすくなります。さらに進行すると、透析療法や腎臓移植などが必要になります。
定期的に医療機関を受診されている方は、主治医の指示に従いましょう。
下記の長崎県のホームページにおいて、「腎臓内科、透析を行っている医療機関一覧」「腎臓専門医がいる医療機関一覧」が掲載されておりますので、参考にされてください。
佐世保市国民健康保険加入者の方は、こちらも参考にされてください。
令和6年11月17日(日曜日)にまちなかコミュニティセンターにおいて、栄養面から好ましい生活習慣について学び、慢性腎臓病予防や生活習慣病予防について考える講演会と、健康チェックを実施しました。
演題:できることからやってみよう~からだにやさしい適塩生活~
日時:13時30分から15時
場所:まちなかコミュニティセンター講堂
参加者:61名
講演会では、塩分摂取と高血圧の関係、野菜や果物に含まれるカリウムがナトリウム(塩分)を排泄を促すため、ナトリウムとカリウムのバランスを整えることが大切であること、これらの食生活は子どものころから実践することが大切であることなどのお話がありました。
参加者の方々からも「子どもたちの未来のために実践していきたい」「今日の講話を自分自身だけでなく、親や子どもとも共有していきたい」「今日からすぐに役立てていきたい」などたくさんの感想をいただきました。
佐世保市健康寿命延伸推進協議会と共催で、健康チェックを実施しました。
日時:12時から16時
場所:まちなかコミュニティセンター講座室5
参加者:約130名
健康チェック内容
働き世代の方から高齢者までたくさんの方々にお越しいただきました。どの健康チェックブースも盛況で、参加された方は測定結果や今後の生活習慣のアドバイスなど熱心に説明を聞かれていました。
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