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更新日:2024年1月24日
☆毎年9月24日~30日は「結核予防週間」です☆
結核の症状は、風邪に良く似ています。このような症状は思い当たりませんか?
次のような症状が2週間以上続く場合は、結核を疑いましょう。
結核は過去の病気?それは少し間違っています。
近年の医療の進歩や生活が豊かになったことにより患者数は減少していますが、現在の佐世保市でも毎年約30人の新しい患者が発生しています。
結核は、過去に感染し、結核菌が体内に潜伏している高齢者も多いと言われています。加齢による免疫力の低下などで、結核菌が活動し、高齢者が発病することが多くみられます。若い方も油断は禁物!!昔に比べると結核菌に触れる機会が少ないため、若者にはあまり免疫がありません。菌を吸い込むと感染しやすく、比較的早い時期に発病する危険があります。結核の典型的な症状(せきなど)がないことも多く要注意です!!
令和4年の佐世保市の年齢別新登録者の割合を示したグラフです。20歳未満は0%、30歳代・40歳代・50歳代・60歳代は3%、70歳代で21%、80歳以上は62%でした。70歳以上の高齢者が8割以上を占めている状況です。
感染しても、免疫力が勝てば発病しません。
しかし免疫力が負けて肺の中で結核菌が増殖し始めると、せきや発熱を引き起こします。徐々に肺が破壊されていき、そのまま治療をしなければ、発病して約5年間で半数が死亡してしまう病気です。
結核が進行した患者がせきやくしゃみをすると、結核菌を含む小さなしぶきが飛び散ります。この中の結核菌を吸い込むことにより感染します。
結核と診断されても、毎日きちんと薬を飲むことで治療できます。
早めに発見することで、人にうつす確率も低くなりますので、定期的に検診を受け、胸部レントゲン検査を受けましょう。
また、気になる症状があれば、早めに病院を受診しましょう!
結核のことをもっと知りたい方は、公益財団法人結核予防会のホームページをご覧下さい。
結核予防キャンペーンキャラクター「シールぼうや」
40歳以上で、職場等で受診する機会のない方は、佐世保市の肺がん検診が利用できます。
肺がん検診で胸部レントゲンを撮ることで、肺がんはもとより結核も発見することができます。
検診を受けることができる医療機関については、佐世保市ホームページで「がん検診」のページをご覧になるか、健康づくり課までお問合せ下さい。
結核の治療では最低でも6ヶ月間、規則正しく、確実に、薬を服用しなければなりません。
毎日きちんと服用しなければ、薬が効かない薬剤耐性菌が発生したり、薬剤耐性菌を周囲に感染させてしまう危険があります。根気が必要な治療ですが、確実な服薬を行うことで、結核は完治できます。
また、たんの検査などを行い、他人に感染させる恐れがある場合は、結核病床に入院することになります。
これは、身近な人に結核をうつさない(感染させない)ようにするための入院です。菌を体外に排出していないことが確認されるまで入院が必要になります。
入院期間は、症状などによって変わりますが、1ヶ月~2ヶ月半程度になります。
結核は、長い期間治療を必要であるため、金銭的な負担も大きくなってしまいます。
しかし、結核の医療費は、公費で一部負担されますので、安心して治療を受けましょう。
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