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更新日:2025年4月24日
佐世保市内を含む長崎県内の感染症(インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症など)の発生状況は、長崎県ホームページにおいて、県内の感染症の動向と定点医療機関からの報告数が毎週木曜日に公表されています。
全国において百日咳の発生数は、近年ワクチン接種により激減していました。しかし、2025年に入り4月20日までに長崎県内において85件、佐世保市において10件の報告があり、全数把握疾患となった2018年以降において、最多のペースで患者数が増加しています。
百日咳は主に百日咳菌の感染によっておこるけいれん性の咳発作を特徴とする気道感染症で、かぜの様な症状で始まり、次第に咳の回数が増え程度も激しくなります。
夜間の咳発作が多いことも特徴で、回復までに2、3か月かかることもあります。また、乳児では、肺炎、脳症を合併し、重症化することもあります。
感染経路は飛沫感染で、咳やくしゃみの飛沫に含まれる百日咳菌が気道に感染して発病しますので、マスクの着用や咳エチケット、せっけんと流水による正しい手洗い、手指消毒で予防に努めましょう。
令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 4月20日時点 |
|
報告数 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 10 |
2025年第16週(4月14日~4月20日)の感染症発生動向調査において、感染性胃腸炎の佐世保市の定点当たり報告数は、22.50となり、再び警報レベルの20を超えました。今後の感染拡大に警戒が必要です。
詳細は以下のリンクを参照ください。
感染症 | 発生状況 |
一類感染症 | 【報告なし】 |
二類感染症 |
結核<3名> |
三類感染症 | 【報告なし】 |
四類感染症 | レジオネラ症<1名> |
五類感染症 |
梅毒<2名>、百日咳<2名> |
感染症発生動向調査では、地域(保健所単位)ごとに「警報」や「注意報」を発信し、注意喚起を行っています。
警報レベルは、大きな流行が発生または継続しつつあると疑われることを示します。
注意報レベルは、流行の発生前であれば今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、また、流行の発生後であれば流行が継続していると疑われることを示します。
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