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更新日:2023年5月24日
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この施設は高角砲の射撃や探照灯の照射を管制する指揮所跡である。昭和13年(1938)頃の完成と考えられており、附属している円形の構造物には須式90cm探照灯が装備されていた。昭和19年(1944)に98式10cm連装高角砲が装備された際には指揮所から各砲座まで45mの距離がとられたが、これは発砲の爆風が指揮所に影響を与えないためと、1発の被弾で砲台の機能が失われないための工夫であった。指揮所には敵機との距離を測る測距儀や射撃指揮装置も装備され、これらが指揮官用の望遠鏡と連動することでより効果的な射撃を行えるようなシステムであった。