ホーム > 観光情報 > 観光振興 > 日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 ~日本近代化の躍動を体感できるまち~」 > 【鎮守府】佐世保市の構成文化財 > 田島岳高射砲台弾薬庫跡
ここから本文です。
更新日:2023年5月24日
Select your favorite language.
この建物は高角砲の弾薬を保管するための弾薬庫で、昭和13年(1938)頃に完成したと考えられている。弾薬は、時限信管付きの弾頭と発射用の火薬を詰めた薬莢(やっきょう)を組み合わせた「弾薬包」と呼ばれるもので、弾薬庫内に木製の棚を設けて立てた状態で保管されていた。この他に洞窟式の弾薬庫もあったが、現在では埋められている。灰色の煉瓦が用いられているがこれは鉱滓(こうさい)煉瓦という製鉄所の高炉で生じるスラグを材料とした煉瓦で明治40年(1907)頃に八幡製鉄所で開発された。通常の煉瓦より安価で耐久性に優れることから、特に九州地方で多用された。
未指定
弓張岳展望台バス停下車徒歩3分