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更新日:2024年7月5日
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電信室は送られてきた信号を大出力に変換して無線塔に送信するための機械装置を格納する鉄筋コンクリート造の建物である。建物の規模は、幅は41.0m、高さ13.2m、奥行き23.3mとなっている。建物の内部構造は、図1.のように、送受信室、整流器室、二次電池室、機械室と各種倉庫室に区画されている。機械室には、写真1.のような長波用の高周波発電機が設置されていたが、昭和17年(1942)頃までに撤去された。発電機が設置されていた機械室の現在の状態が写真2.である。
完成時の電信室の正面は図2.のような構成になっており、建設当初の写真(写真3.)が残されている。階段を上り2階が入口になっていることが分かる。電信室の建設中の写真4.を見ると、アーチ状の屋根構造が造られている。この上に砂と土砂を乗せて、爆発の衝撃を吸収する耐爆構造となっている。
現在地は、この建物の2階の床面の部分である。前に見えている窓は2階の窓です。電信室の荷重軽減と水の侵入防止のために、撤去した屋根の上の大量の土砂で電信室の前面が2階まで埋まっている状態である。
図1.電信室の内部構造
図2.電信室の正面
写真1.高周波発電機
写真2.機械室の内部空間
写真3.建設時の電信室
写真4.建設中の電信室
国重要文化財
高畑下車徒歩25分
佐世保市針尾中町382
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